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2012年10月12日 (金)

大阪市役所横にガレキ焼却に抗議してテント

 関電前の包囲行動に来たら、「テントが立ったよ」と声が、「どこに?」と聞くと、大阪市役所の南西角に。駆けつけました。なんと4張のテントが立派に。

 今、そのテントでこれを書いています。来るなり、大阪市の建設局とついてきた天満署の警察官が「通行人の邪魔になります」「撤去してください」と迫ってくる。「邪魔より、瓦礫によって命の問題になるほうが大事だろう」としばらくやり取り。結局、「撤去してください」と捨て台詞を残して帰りました。
 今、ランプの下で、10人ほどで歓談しています。ここから歩いて数分のところの関電前では今大いに盛り上がっている頃です。今日は早く終えて、ここを通ってみんなで5日の不当逮捕に対して、このすぐそばの天満署に抗議に行くそうですから、最後はここで盛り上がるでしょう。
 準備した皆さんが声明を発しています。
橋下徹市長 ガレキ焼却やめろ!
 
 
  原発再稼働反対監視テントは、本日、10月12日に大阪市役所横にテントを設置し、大阪市長橋下徹の監視行動を開始した。
 大阪市で行われようとしている放射能汚染ガレキは、脱、反原発運動大きな転換点である。
 現在、全国各地で行われようとしている放射能汚染ガレキの焼却は、被ばくを全国に拡散させることになる。この被ばくの拡散は、福島第一原発過酷事故を引き起こした日本政府の責任を曖昧にし、安全神話の復活を意味する。また、ガレキ処理にからむ利権政治を押し進め、復興のための資金を食いものにするばかりか、被ばく意識の低下は、すでにずさんな被曝線管理のもとで行われている福島第一原発の収束作業を進める労働者、原発労働者ををさらに危険にさらすことになるのである。そして、東北、関東から被ばくを避けるため、必死の思いでの避難を無意味なものとし、今、フクシマでたたかわれている被ばくからの避難の権利を貶めることになる。
 9月17日、北九州市で放射能汚染ガレキの本焼却がはじまった。これは、全国での放射能汚染ガレキ焼却を策動する日本政府が、布石として行ったものであり、大阪でのガレキ処理を許せば、なし崩し的に全国でガレキ焼却が進むのは、火を見るより明らかである。
 東北、関東が、今現在も被ばくが進む中、11・11に100万人行動が呼びかけられ、大飯原発を止めろの声が叫ばれ続けている、私たちが、これに連帯することは、当然である。しかし、まだ被ばくしていない関西圏、西日本の果たすべき役割は、被ばくをこれ以上拡散させないことである。
 このたたかいは、地域エゴなどという批判を受け付ける余地は全くない。なぜなら、震災ガレキの広域処理の必要性がないことは、さまざまな知見から明白であり、阪神淡路大震災のガレキ処理においても広域処理は一部行われたものの、全国で焼却されることはなかったものである。
 フクシマの痛みを分かちあう、それは、無意味な被ばくを受け入れることではない。むしろ、被ばくを断固避けることだ。避難の権利と補償を勝ち取るたたかいに連帯し、ともにたたかうことだ。
 原発再稼働反対監視テントは、大阪市の放射能汚染ガレキの焼却処分を、脱・反原発運動の一大転換点と位置づけ、「大阪決戦」をよびかける。
 
                     原発再稼働反対監視テント

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