好天にめぐまれた芋掘り大会
10月21日、雲ひとつない晴天のもと、先日、全国集会が開かれた東峰の萩原さんの畑で、芋掘り大会(上写真)が開かれました。福島の田村市の仮設から20人のみなさん、関西から「はちようび」のみなさんはじめ7人などを含めて消費者、生産者あわせて150人の賑やかなイベントになりました。
先ずは、萩原さんのお宅に集合して、富夫さんの先導・説明での畑見学です。
ピーマンの畑や落花生の畑では、収穫残りのものを獲ってもいいですよということで、みなさん、富夫さんの説明も上の空で、必死で畑にはいります。子どもたちが大はしゃぎです。
それから芋ほり会場の清水の畑に移動です。
まずは、芋ほり。みなさん、あっというまに大変な量の芋をゲット。1キロ、200円で、多い方は50キロも。後で、多く買った方には商品。関西から行ったKさんも16キロでしっかり4位の商品をゲット。右写真は、「取れたァ~」と大はしゃぎのはちようびのみなさん。
芋掘りが進む中で、食事の準備の仕上げが進んでいます。左写真は、美味しい野菜のおかずのいろいろを並べている鈴木加代子さんをはじめとした女性のみなさん。この横では具沢山の汁が大きな鍋で・・・。芋掘りを終えて、にぎやかに昼食がはじまりました。天気がいい木立ちの中でほんとに気持ちがいい。
その内に、子どもたちのトラクター遊びが始まります。最後には、大人たちも歓声をあげて楽しんでいます。右写真の乗っているのは、萩原進さんのお孫さんたちです。
さあ、ゲームがはじまります。先ずは左写真。何をしていると思います。ほんとに柔らかい土の中に埋められた「宝探し」です。1等は、山で採れた自然薯です。みなさん必死です。
「文字合わせ」「綱引き」、そして出荷作業を体験してもらおうとゲームも。萩原さんの提案だそうです。右写真は、里芋の出荷のための作業を萩原さんと市東さんが実演です。
忙しい中で、これだけのゲームを毎年いろいろ工夫して準備をされるのは大変だろうなと感心。
恒例の「でっかい賞」と「長いで賞」のコンテストも。左写真は「でっかい賞」の1位から3位です。
最後は全員に「参加賞」。私は、加代子さんが3日前から準備して作った「生こんにゃく」でした。生のまま生姜醤油につけて食べたら美味しい。
最後に、福島からこられたお二人、消費者の代表、市東さんの会などから挨拶を受けた後、萩原富夫さん、鈴木加代子さん、市東孝雄さん、萩原進さんと生産者の挨拶が続きます。
市東さんの農地裁判が重要な局面にあり、三里塚の闘いが非常に重大な決戦段階を迎えたこともあって、消費者のみなさんに生産者として語られるいつもとはちがって、4人が、今の闘いへの想い、訴えをされていたのが印象的でした。
私たち関西から来た7人のうち4人は三里塚が初めて。2人も1回から数回。まだ明るいということで、この日は市東さんのお宅の前にある2つの監視台に登って、第3誘導路工事の状況や、東峰神社の立木が上に伸びてきている様子などを見ながら、私が説明。
この日は、現地の支援の小屋に泊めてもらって、翌日、朝から現地調査を行いました。先ずは萩原進さんを訪ね、1時間ほど福島の問題や、萩原さんの畑の放射能の問題などについてお話しを伺いました。それから東峰十字路、開拓道路、東峰神社、東峰部落のお墓、市東さん宅の向かいにある開拓道路などを見てから、横堀の小屋に。いつきてもここは、三里塚の闘いの大きさを感じさせられます。それから菱田の砦に行って、加代子さんのお話しを聞きながら昼食。そして岩山記念館を訪ねて、帰途につきました。2日間、非常に天気に恵まれ、関西の仲間同士の楽しい交流もしっかりできて、充実した2日間でした。
反対同盟をはじめ、お世話いただいたみなさん。本当にありがとうございました。
この日、鈴木加代子さんが育てた巨大冬瓜が福島の皆さんのお土産に。実に1個が25キロです。
私たちも、加代子さんのところを訪ねた折に、「持って帰れ」と言われて、恐る恐るもって帰りましたが、さて、どうするか?
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