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2012年10月10日 (水)

10・15千葉地裁での農地裁判に結集を!

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 今回、現地に行ってこの7月からも様変わりしていることに驚かされました。上の写真は、市東さんのお宅の監視台から北側に団結街道に沿って見た写真です。12108_3空港(暫定滑走路)との境界にあったフェンスが全て取り払われ、第3誘導路が現在の誘導路と接合する部分の工事が進んでいることがわかります。右写真は、その一部を少し拡大したものですが、正面のフェンスが南台の畑に接して新たに作られたものです。そしてこの写真の右手の白い部分とトラックの上のかすかに見える白い部分の間が、南台の畑が強奪された時に「へ」の字部分を解消し、誘導路を直線化させ、左写真の白い部分が繋がるところのようです。最初の写真の右手の道路の上側にトラックが3台停められていますが、Photo左写真の中央下側の白い誘導路(本来の)中央部分に停っているのです。またそのトラックの中に変なものが立っていますが、かって航空機の安全のために離陸や着陸する航空機があると、誘導路を自走して進んでいる航空機を停止させるための信号機で、なぜか今は「大丈夫」として使われていません。また、右下写真は、同じ監視台から正面(西側)を見たもので、小見川県道のトンネルの上の誘導路の基礎工事が終わっていることがわかります。12106この上にさらに誘導路の表面の舗装をする準備が進んでいます。全体として来年3月31日供用開始、年間離発着を27万回(今の22%増)にする準備が進んでいます。

 先日の9・16集会で萩原さんが、「市東さんの家が空港の中に埋まってしまう」と言われた現実が、物質力をもって進んでいます。永井さんが先日の10・7集会で、「言葉を失う」この現実の中で淡々と営農を続けられている市東さんの現実の凄さを語られ、「私たちは何ができるか」と言われました。

 今こそ、私たちは現下の「戦場」となっている農地裁判に全力を投入し、裁判所を包囲し、多見谷裁判長と千葉地裁が、法務省が国策裁判として進めようとしていることを阻止する闘いを実現することが必要ではないでしょうか。そのうねりの実現の中から世論に訴え、第3誘導路の市東さんへの生活破壊、人権蹂躙を暴露して、第3誘導路を止めさせることが必要ではないでしょうか。「裁判の敗北」を予定調和のように言う発言が、10・7集会でも散見されていましたが、それは明らかに間違いです。三里塚闘争が47年の闘いの中で貫いてきた実力闘争、不屈非妥協の闘いとは、「国策」を振りかざし、裁判をもって「土地収用法」に代わらせようとする無法を粉砕することではないのでしょうか。

 とりわけ目前に迫った10月15日の裁判の証人は、暫定滑走路の北延伸を決定した当時の国交省の責任者(成田空港課長)石指雅啓ではないか。しかも裁判所・多見谷裁判長は、この証人を護るために許し難いテレビ会議での証人尋問を強行するのではないか。こんな露骨な証人隠しを強行して、何がなんでも市東さんの農地強奪に裁判を進めようとすることを許すのかなのです。全力での10月15日、農地裁判への結集を訴えます。
 反対同盟は、この日の法廷の重要さから、先立つ午前11時40分から、裁判所近くの千葉市中央公園(千葉パルコ前)で集会を行い、千葉地裁を包囲するデモを呼びかけています。11時40分からの集会、そして13時30分からの法廷に、千葉地裁を包囲する人垣を実現して闘いぬこうではありませんか。

 なお、関西実行委員会は、千葉に全力で決起すると共に、この闘いに呼応し、この10月15日、証人石指がコソコソと神戸地裁での「テレビ会議」に参加することに抗議し、石指の暫定滑走路北延伸・市東さんへの農地強奪攻撃の犯罪を糾弾するビラまき宣伝活動を、神戸地裁前で行います。正午、神戸地裁前に集合しよう!

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