「福島支援弾圧」裁判 有罪の不当判決
今日、大阪地裁で「福島支援弾圧」裁判の判決公判が開かれ、古河さんに対して検察の求刑通りの「懲役1年、執行猶予3年」の有罪判決が不当にも強行されました。
裁判長は冒頭、判決文の主文で罪状について自ら語ることなく、「起訴状の通り」と始めるというデタラメなものでした。前回公判での検察官の論告求刑が、「驚くほど短い」(弁護士談)ものでしたが、なんとこの日の裁判長の判決文はそれよりも短いという「スカスカ」(弁護士談)なもので、その内容のなさに怒りを通り越して、傍聴席のあちこちから失笑がもれる有様でした。
警察・検察のでっち上げ、起訴自体がデタラメなどの弁護側の主張に対し、裁判長はそれに向き合うことなく、「証拠がない」と一言ですまそうとするなど、本当に許せないものでした。
判決の法廷が終わってから、隣の弁護士会館で報告会(最初の写真)が行われました。弁護士のみなさん(右写真、右から2人目は古河さん)から、判決の説明とそれへの感想が述べられました。古河さんからは、「これほど許せない判決はない」と怒りを込めた感想が述べられた。
そのあと、報告会に参加したひとりひとりが、「闘い続けることでこの弾圧をはね返そう」などと感想と怒りをこもごも語られました。この日初めてこの裁判を傍聴された方が3人もおられました。
福島事故をもはやなかったことにしたいと許し難い願望を持つ国家権力にとって、古河さんが三里塚と福島を結び、毎月のように福島に入り込んでいることが「目障り」なのでしょう。最後に古河さんが、この弾圧を通して大家さんとの関係や職場や重度の被介護者のみなさんとの関係がまったく揺るがなかったし、いろいろな関係の仲間や福島のみなさんとの関係もびくともしなかったことに謝辞を述べられた。そして来週20日からも福島に三里塚で野菜を買って行くことを明らかにされて、「堂々と闘いをやり抜いていきたい」と決意を述べて、報告会を終わりました。
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