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2012年8月13日 (月)

平和と共存できない原発と空港

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さよなら原発集会に17万人(7月16日東京)

 この8月は「6日ヒロシマ、9日ナガサキ、15日敗戦の日」と忘れることのできない記念日が続きます。私たちにとって平和の尊さをかみしめ、戦争を二度とくりかえさない決意を固める特別な月です。

 とりわけ今年は昨年の3・11福島原発大爆発の深刻な出来事を受けて「ノーモア広島・長崎・福島」の思いを強くしている人々が何百万という単位で立ち上がっています。7月16日東京・代々木公園で開催された「さよなら原発集会」には17万人を超える人々が集まり、集会呼びかけ人の落合恵子さんが「原発と共に、オスプレイも全ての基地も反対です。なぜなら命を脅かすものだからです」と語ると、作家の澤地久枝さんも「核に汚染され、命が細々と生きる地球にしないため、日本が率先して核を捨てる選択をしてほしい。政府は日本人からふるさとを奪った。小さい国土にふさわしい規模で、生まれて良かったと思う国にしなくては」と訴えました。会場各所では様々なイベントも行われ、代々木公園に入りきれない人があふれるほどでした。この日の集会には淡路島からも大勢のみなさんが参加し、私も演壇の近くで歴史的な集会に参加している感動を覚えました。

 改めて思うことは、原発推進の政治が核武装を推進する戦争政治だということです。京大原子炉実験所の小出裕章先生は、「核兵器に転用できるプルトニウムを保持したい国家的欲望がある」(2011年12月29日毎日新聞)と指摘しています。原発推進を止めない本音が日本の核武装にある点を、私たちは忘れてはなりません。平和を続けるためにも、原発の再稼働を止めて、全ての原発を廃炉にしましょう。

関空と伊丹が合併、新会社がスタート(7月1日)

 関西国際空港と大阪(伊丹)空港は7月1日から「新関西国際空港会社」として一体運用が始まりました。経営戦略では、2014年度の両空港の発着回数を2011年度比で30%増の計30万回に増やすほか、2014年度の売上を同26%増の計1500億円に引き上げるなどの目標を掲げているようですが、絵に描いた餅、実現不可能な目標だと思います。

 開港18年間、毎年赤字の連続で国の補給金で「黒字の粉飾決算」を行なってきた関空。発着回数も10万回前後の関空が、伊丹空港と合併しても、改善されないでしょう。1兆円超の有利子負債にあえぐ関空の財務改善という目標もあるようですが、伊丹の儲けを借金払いにまわす姑息なやり方です。本来なら関空二期を止めるべきなのに、強行しました。このままズルズルと関空を存続させ、二期を軍事空港にする本音が見えてきます。原発と同様、空港が巨大な軍事基地として活用されないように監視してゆきましょう。

 経営統合の結果、人員削減、コスト縮小となり、環境対策を弱めるのではないか、淡路島住民は大いに心配な点です。淡路の空を守る会では、経営統合後の飛行実態を監視して、悪化させないように関空会社や関係当局に申し入れを行います。

 共に平和を実現する運動を続けてゆきましょう。

                    事務局長  安藤眞一

―― 『空港反対新聞』第235号(2012年8月12日淡路町空港反対同盟発行)より転載 ――

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