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2012年8月16日 (木)

農地裁判を全力で闘い抜こう! 9・10千葉地裁へ

農地裁判を全力で闘い抜こう! 9・10千葉地裁へ

                          関西実行委員会 事務局

 今、政府・国交省・NAAは、2013年の成田空港自由化(離発着27万回化)、2014年30万回化を実現するために全力で三里塚の地に襲いかかっています。一つは、第3誘導路を来春に供用開始。もう一つは農地裁判を結審、来春に判決に持ち込み、来年内に市東さんの農地を強奪。これによって暫定滑走路の誘導路「へ」の字問題を解決し、あわよくば市東さんを叩き出し、三里塚闘争を解体。
成田空港完成への道をこじ開けようとしています。

 許すのか 住民犠牲を前提の国策
 市東さん、北原さん、萩原さんをはじめ三里塚反対同盟、そして私たちは、今、三里塚闘争47年を画す重大な局面、岐路に立っています。
 そもそも47年も経過して、「国策」を掲げて、なお完成しない空港を押し付けてくる理不尽を許すことはできません。親子3代、100年も耕してきた一級農地を、偽証や違法を重ねて農地法で取り上げようなどという、憲法をも踏みにじる人権侵害の犯罪がどうして見過ごせるでしょうか。さらに、30万回化の実現は、空港24時間化への道をこじ開け、空港周辺に重大な環境破壊、生活破壊を引き起こします。
 このような人の命とくらしを踏みにじる「国策」を許してはなりません。ここに、沖縄そして福島の怒りと闘いに通じ、一体となる三里塚の闘いがあります。その最大の焦点が、市東さんの農地をめぐる農地裁判(行政訴訟と農地法裁判が併合された)です。
 農地裁判はすでに2回の証人尋問を終え、9月10日に(06年当時)千葉県農地課長・渡辺清一証人、10月15日に(06年当時)国交省成田空港課課長・石指(いしざし)雅啓証人、11月12日は反対同盟・萩原進さん、12月10日に反対同盟・市東孝雄さんと、4回の証人尋問を控えています。千葉地裁・多見谷(たみや)裁判長は、反対同盟の側から出されている要求の一切を無視し、この4回の裁判を「粛々と終えて」来年早々の結審、来春判決(仮執行宣言付き)をねらっています。国の30万回化のプランに追随する国策裁判です。石指証人を千葉地裁に呼ばず、ビデオリンク方式で護ろうともしています。
 三里塚の様々な裁判はもとより、原発訴訟に係わっては裁判所が原発建設にゴーサインを出し、沖縄基地、米兵による事件をめぐる数々の不当判決に見られるように、国策裁判は「敵の土俵」でしかありません。しかし、だからこそ私たちは法廷を弾劾の嵐で取り囲み、法廷を怒りで埋めつくそうではありませんか。裁判長をして震撼させ、その企みを打ち砕きましょう。そこにこそ「反戦と平和の砦」と言われてきた三里塚闘争の真髄があるのではないでしょうか。

 市東さんの農地を守ろう
 重ねて言わせてください。
 成田空港に関する用地は、すでに20年以上前に収用法が失効し強制収用はできません。
 市東さんの農地を強奪できなければ、暫定滑走路の誘導路の「へ」の字問題は解消できません。30万回化は「絵に描いた餅」となってしまいます。成田空港自由化が破綻し、アメリカをはじめすでに17ヶ国と結んだ航空協定が果たせなくなってしまいます。
 追い詰められた国・NAAが考えついたのが、現誘導路と第3誘導路の2本でわずか100メートルの距離に市東さんの住居を取り囲もうという暴挙です。轟音と振動、耐えられないような臭気で、市東さんを住めないような状況に追い込み、たたき出そうというのです。これが来春供用開始と言われる第3誘導路問題です。「国策」の名のもとに強行される、このような理不尽は許されません。
 市東さんは、無農薬・有機栽培で豊穣な土を育て、美味しい安全な野菜を消費者に届けることに人生をかけて励んでおられます。その市東さんから、空港会社が偽証と違法を重ねて農地を取り上げるなど絶対に許されません。裁判所が、その国・NAAをかばい、偽証と違法を許し、農地取り上げに手を貸すなどにいたっては言語道断です。

 連続した闘いに決起する反対同盟に応えよう!
 一人ひとりのこの市東さんの農地をめぐる問題への立ち位置が求められています。
 時間の余裕はありません。
 まず、9月10日、千葉地裁を包囲し、法廷を怒りと弾劾の熱気で満たす闘いに決起しましょう。そして、9・16「この国の農業と三里塚」の集い(関西)を成功させ、10・7全国総決起集会(三里塚現地)で新たなうねりを生み出しましょう。
 9月18日は、団結街道廃止処分取消し裁判が開かれます。10月15日に農地法裁判(石指証人)、23日に第3誘導路許可処分取消し裁判、29日には、これも市東さんの農地に係る耕作権裁判があります。
 反対同盟は、秋の農作業をやり抜きながら、この決戦を迎え、各地での集会などの取り組みに駆けつけます。その上で毎週のようなこれらの裁判を全力で闘い抜いておられます。私たちはこの反対同盟のふんばりにに応えなければなりません。
 首相官邸前をはじめとした「脱原発・再稼働反対」「子どもたちを守ろう」という福島のみなさんを先頭とした数万、数十万の熱気、「オスプレイ配備反対・普天間全面返還・辺野古新基地反対・高江ヘリパッド建設阻止」に燃える沖縄の怒りに合流し、三里塚の旗を高々と掲げ、三里塚を訴えて闘い抜きましょう。

  (2012年8月15日 関実『実行委ニュース 第140号』巻頭より)

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