7・23 耕作権裁判の傍聴を
市東さんの耕作が不法耕作だとして空港会社NAAが訴えた「耕作権裁判」が、来週7月23日(月)、千葉地裁で開かれます。傍聴にお集まりください。
【時】 7月23日(月)午前10時半~
【所】 千葉地裁601号法廷
この裁判は、重大な局面を迎えている農地裁判と一体のものです。NAAは、市東さんが耕してもいない地番「41-9」を耕作地だとして明け渡しを求めて提訴した農地法裁判を起こしました。それに先立ってNAAは、明け渡しを求めた耕作地以外の農地は、「不法耕作だ」として「明け渡せ」と求めたのがこの耕作権裁判です。上の市東さんが立っている畑が、その「不法耕作」と言われた畑です。
第1回口頭弁論(2007年2月19日)で、被告席に立った市東さんは冒頭、「まず、自分がこうした場に呼び出されていることに強い憤りを感じています。私が耕作している畑は、祖父の代の開墾から90年耕しており、これまで一度も否認されたことはなく、「不法耕作」だと言われる筋合いのものではありません。「明け渡し」を求めて裁判に訴える空港会社の不当に抗議するために、私はこの場に立ちました」と怒りを込めて述べられ、NAAを弾劾したのです。
この耕作権裁判、農地裁判の双方で、「41-9」を市東さん親子が耕作したことがないことと、NAAが提訴した根拠とされる農地の特定の「確認書」などがNAA、成田空港公団によって偽造されたものであることが明らかとなっています。
ならば、市東さんが裁判開始の冒頭で述べたように、この「耕作権裁判」など存在すること自体が間違いです。しかし、国・NAAが、首都圏空港容量の拡大、成田空港の自由化に向けて、市東さんの農地の強奪で暫定滑走路の誘導路「へ」の字問題解決を、裁判所を使って行おうとしています。正に国策裁判として、耕作権裁判、農地裁判が行われているのです。これ自体が、怒りなしでは語れない許し難いことです。
おまけに担当する白石裁判長は、自らの国策裁判にかけた「使命」を意識してか、これまでも信じられないような訴訟指揮を繰り返し行なってきています。
市東さんの農地を守るためには、このような不埒な、法理をも無視した国策裁判の強行を許さない傍聴闘争の実現が必要です。一体のものである農地裁判が重大な局面を迎えているだけに、この重要性がますます露となっています。怒りを持って、そして市東さんの農地を守る私たちの決意をこめて、傍聴闘争にあつまろうではありませんか。
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