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2012年6月 5日 (火)

福井・大飯原発の再稼働を許すな!

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 昨日、細野原発相が福井に入り西川福井県知事に大飯原発の再稼働を謀る野田政権の意志を伝えた。その上で、西川知事は野田首相が「国民に向かって直接訴えろ」とお互いに原発再稼働の責任のなすり合いをしている醜態をさらけ出した。
 前日の『いのちが大事 今なぜ再稼働か? ふくいでつながろう』集会を引き継いで、県庁を取り囲んだ再稼働反対と細野への抗議の闘いが取り組まれました。しかし、先日の北九州での瓦礫搬入に引き続き警察権力・機動隊を前面に出した「警備」によって暴力的に排除されました。31日、3日に引き続いて通い続けてくださった「とめよう原発関西ネットワーク」の「ひこぱぱ」さんがブログhttp://ameblo.jp/hiko1956/に昨日の闘いの報告を掲載しておられます。ご覧ください。

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 一昨日、6月3日、福井市の県庁の横にある中央公園で、福島をはじめ東京、千葉、関西などからも集まって540名で、『いのちが大事 今なぜ再稼働か? ふくいでつながろう』集会が開かれました。先月末の野田政権の動きを受けた緊急集会でしたが、わずか数日で、ほんとに良く集まったと思います。雨が心配でしたがきれいに晴れ上がり(途中で一度弱く降りましたが)、広い芝生を取り囲み木々が気持ちのいい木陰を作った中でリラックスしながらの集会でした。
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 集会は、まず、「ミュージック・パフォーマンス」として1時間、いろいろな若い人々、グループによる演奏が続きました。話題の中学生・藤波心ちゃんもデュエットで登場しました。「市東さんの農地を守ろう」と書かれた関実ののぼり旗も登場です。
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 そこから発言が続きます。まず主催者を代表して「原子力発電に反対する福井県民会議」いしじ事務局次長から大飯町での議会などの動きの紹介とアンケートや「もう一つの説明会」などの取り組みをはじめとした動きの中から大飯の住民がいろいろな声が上がり始めている報告がありました。このころ弱い雨が。
 「さよなら原発1000万人署名」運動の藤本事務局長が、政府、政治家への激しい批判をされ、署名が700万を超えていると報告し、7・16「10万人集会(東京・代々木公園)」を呼びかけられた。続いて「原子力資料情報室」の伴共同代表は、「まるで福島の事故は済んだとばかりに再稼働だ」と言っていると弾劾された。1263_6第2次ストレステスト、関電のオール電化の動きの再開、フィルター付きのベントなどの問題を指摘し、大飯3、4号炉の再稼働など許せるはずがないと。
 福井の現地で闘う美浜町の「どんぐりクラブ」の松下代表(左写真)から「国のエネルギー政策に翻弄された40年だった」と福島事故に至るいくつかを振り返られた上で、美浜町に対して「脱原発にむけた政策提言」をしている自らの取り組みなどを語られた。「さよなら原発福井ネットワーク」からはあまりに不勉強なマスコミへの批判をされた上で、国や議会の動きを紹介しながら、粘り強くやろうと議会や各政党への働きかけなどの取り組みを語られた。
 「ストップ大飯原発再稼働現地アクション」の長谷川さんは「もうひとつの住民説明会」を先日5月26日に140人(地元大飯からは30人)が参加して開かれたことを報告された。1263_7長谷川さんは、この「説明会」に福島から駆けつけられた富岡町から水戸に避難されているひださん(右写真)が今日も来ておられると紹介され、ひださんが話されました。
 ひださんは原発関連企業に、まさに「原発ジプシー」となって働いておられる息子さんの事を語られながら、息子さんを批判し「今は連絡を取り合っていません」と原発が家族の絆を分断・破壊し、地域のつながりを破壊している現実を切々と語られた。そして茨城の東海村での取り組みからいろいろと活動をされるようになった経緯を語られた上で、最後に電力会社と政治家の60年にわたる癒着・絆を弾劾され、5月30日、東海村の核燃料を作っている会社が核燃料を柏崎の刈羽原発に向けて運び出すというので監視と抗議の行動に用意したプラカード(右上写真)示されながら、トラックが夜中に出たために空振りに終わったと語られながら、そのトラックが一般の車と一緒に関越道など高速道路を走っていると批判して話しを終えられた。
 まだまだ続きます。内容と想いのこもった話しが続き、長さも余り気になりません。1263_8「原子力行政を問い直す宗教者の会」「経産省前テントひろば」「福島廃炉アクション」などが続き、最後に「グリーンピース」のみなさん、そして藤波心ちゃんが再登場して「野田首相が再稼働を責任をもって決めると言ったが、どう責任を取れるのか具体的に、細かく明らかにして欲しい」「日本は国土の一部を失う。規模が大きすぎて責任なんて取れないと思う」「総理大臣を辞任したからと言って、放射能は消えません」「福井にも断層があり、日本海で津波が襲った記録もある」「強引に原発を再稼働させるこのやり方に私はまったく理解できません」と訴え、最後に「ふるさと」を淡々と歌われて集会が終わりました。

1263_9 さあ、デモに出発です。「とめよう原発・関西ネットワーク」の新しいバナーがひときわ目立ちます(右写真)。県庁を一回りして、中央公園にもどりました。
 福井では、再度、6月17日(日)、正午に同じ中央公園に全国から集合して、大飯原発再稼働阻止の大集会が呼びかけられています。福井市には電車でも行けますが、この日は、関西各地からバスが用意され、一緒に行こうと呼びかけられています。Photo昨夜、「とめよう原発・関西ネットワーク」の会議でも、大阪から、西宮からバスが出ることが報告されました。詳しくは、6月8日、14日に行われている関電本店前での関電包囲行動(午前11時~午後7時)においでくださればわかります。近々、ビラやネット上にも詳細がでると思います。そして6月27日、大阪梅田の茶屋町にある梅田芸術劇場で開かれる関電株主総会に向けて、「再稼働絶対反対」の声を届けようではありませんか(午前8時、茶屋町芸術劇場前集合)。

 
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 この日、関西実行委員会の山本世話人が、92歳にもかかわらず、私たちと片道3時間半のワゴン車での旅をご一緒され、元気にデモも参加されました。藤波心ちゃんをはじめ若い人々が沢山参加され、楽しく音楽に興じている様子に本当に嬉しそうにしておられたのが印象的でした。

 

 写真は、いずれもクリックしていただければ、大きくなり見やすくなります。
 昨日の行動には管理人は、前日の運転の疲れもありましたが、「胃がん検診」の予定を変えられず、断念しました。『ひこぱぱ』さんはじめ、みなさん、本当にご苦労様でした。

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