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2012年4月26日 (木)

芦原住宅追い出し阻止控訴審開かれる

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 昨日、大阪高裁で芦原部落の西宮市による追い出し攻撃への第一審反動判決に抗して、芦原住宅追い出し阻止控訴審の第1回口頭弁論が開かれました。
 芦原支部のみなさんをはじめ全国連各支部から、そして山本善偉関実世話人をはじめ共闘のみなさんが集まりました。神戸外大名誉教授の家正治先生も駆けつけてくださいました。法廷に入りきれません。

 開廷後冒頭に芦原地区自治会連合会長の東口博さんから意見陳述が堂々と行われました。
 東口さんは先ず神戸地裁尼崎支部揖斐裁判長による反動判決を弾劾し、証人6人の採用を強く求めました。そして地方自治体の目的は住民を住宅から追い出すことではないはずだと指摘された。そして吹き荒れる部落差別の問題を無視し、改良住宅誕生の歴史的経緯を無視した原判決は破棄されるべきだと指弾されました。

12425_2 しかし、裁判長は何の説明も無く6人の証人採用を拒否し、審理自体を終わらせようとしたのです。廷吏の異常なほどの緊張したものものしい様子などにも早く終わらせたい、厄介払いしたいという裁判所の意図が見え見えでした(法廷後の安由美弁護士の説明。右写真が弁護団)。

 中道弁護士が立って、西宮市で契約解除までした人と和解して住み続けている例などがあるようで、情報公開を求めており追加立証したいと裁判長に求めました。裁判長から聞かれた西宮市もそのことを渋々認め、5月末には公開すると返答。とにもかくにも、7月4日に次回口頭弁論が開かれることになりました。

 閉廷後、弁護士会館前の広場で報告と参加各団体からの想いと決意が語られました。住民のKさんは「何言うとるのか(声が小さくて)少しもわからん。(証人を)採用せえへんて何考えとるんやと思た」と怒りを。同じく住民のHさんは「(証人を)取り上げないという裁判所に負けないように、今度もがんばりたい」と。近くの大学での授業から駆けつけられた家正治先生からも挨拶が。

 最後に、東口会長の音頭で団結頑張ろうを唱和して別れました(冒頭写真)。

 次回口頭弁論は、7月4日(水)午後1時半~ 大阪高裁73号法廷です。傍聴席を一杯にして裁判所を監視し、西宮市の不当な追い出し攻撃を阻止しよう!

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