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2012年4月20日 (金)

4月23日 市東さんの農地裁判の傍聴を

市東さんの行政訴訟・農地法裁判
    口頭弁論

【とき】 4月23日(月)午後1時半~
【ところ】 千葉地裁601号法廷
傍聴券配布の関係で、開廷40分前に千葉地裁1階ロビーにお集まりください。

 すでに繰り返し呼びかけられていますように、裁判による市東さんの農地強奪をねらった攻撃をめぐる攻防が重大な局面を迎えています。
 その最大の根拠が、国、空港会社が2013年に成田空港を完全に自由化し、年間離発着枠を27万回に、2014年には30万回にしようとしていることです。すでにそのための航空協定もアメリカ、シンガポール、香港、マカオ、韓国、マレーシア、ベトナム、オーストラリアなどと結び、中国などその他の各国とも協定締結に向けた協議を進めています。
 極度な東京一極集中が進む中で、アジアゲートウェイ構想、新成長戦略などで目指された「ヒト・モノ・カネ・情報」の流れを生み出すには、行き詰まった首都圏空港容量を拡大することが唯一とも言える大前提とされました。世界有数の国内基幹空港である羽田空港の国際線の枠は最大でも10万回しか見込めず、成田空港の拡張・完成がその唯一の解決策とされたのです。
 しかし、これは47年かかっても完成しない成田空港政策の破綻を隠蔽し、その破綻を強制した最大の原因とも言うべき農地強奪、地域破壊の国家犯罪を開き直るものでしかありません。このことへの何一つの反省も謝罪もないまま、新たな新成長戦略などを口実として、何らの地域住民との合意もないまま成田空港の拡張・完成へ走ることなど断じて許されません。
 これは、福島原発事故への何の反省も謝罪もないまま、国策としての原子力(核)政策を維持しようと大飯原発や伊方原発の再稼働へと突っ走る動きとまったく同じものです。
 しかも、その成田空港拡張・完成を実現するために、市東さんを第3誘導路によって空港の中に閉じ込め、その轟音と振動、臭気などで住めなくさせて叩き出し、法理をも無視した裁判所による農地強奪などという国家暴力の発動でしかないやり口が前提となっているのですからとんでもないことではありませんか。これほどの人権無視、いのちとくらしへの抹殺攻撃が国の名によって強行されることを許して何が民主主義か。裁判所が嬉々としてその手先になるなどどうして許せようか。

 みなさん。今、市東さんの農地裁判が迎えた局面は、私たちすべてにとって重大な岐路とも言うべき局面です。正に、原発の再稼働を止め、全ての原発を廃炉とできるのかどうかと同じほどの重要な問題なのです。多くの人々にこのことを訴えましょう。

 そして何よりも、多見谷裁判長が、年内決着、年度内結審、判決を狙っているその策動を多くの人々の監視のもとに許さず、まともな裁判を衆人監視の中で強制することが必要です。そのために4月23日、傍聴闘争に起とう!

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