3・25三里塚現地へ行こう! そして26日裁判へ
明後日、3月25日、三里塚現地で全国総決起集会が開かれます。ぜひみなさん、お集まりください。
三里塚では、国の空港建設という基軸的な国策に対して、「無農薬・有機農法で育てた野菜を作り続けたい」「耕された土は私たちの命です」と市東孝雄さんをはじめ農民のみなさんが、46年にわたって闘い続けてこられました。にもかかわらず、国は、法を曲げて土地を取り上げ、何がなんでも成田空港を完成させ、拡張しようとしています。
福島をはじめ、54基もある原発立地にはいずれも、「過疎地」と言われるにしろ農民と漁民の暮らしがありました。いや、既に20ヶ所以上の立地地域で農民・漁民の農業と漁業を、暮らしを守りたいという闘いが原発建設を阻止してきました。福島での悲惨とも言える1年前の原発事故が未だに収束どころか、この先100年以上にわたってどうなるかもわかっていない中で、福島の子どもたちや人々のくらしを無視して国は再稼働に向けた蠢きを強めています。
沖縄では、「日米合意」のもと、わずか0.6%の国土に全国の74%の米軍基地があります。60年前の米軍占領下での銃剣とブルドーザーによる土地強奪が住民の目の前で強行され、「祖国復帰」の名のもとにそれが固定化されました。そして今、90%を超える県民の声を無視して、新基地建設が改めて押し付けられようとしています。
私たちは今、この三里塚、福島、沖縄を通して、ひとりひとりが生きていくことをどうやって守れるのかが問われています。国がひとりひとりの生活を国策の名のもとに「死ね」といわんばかりの仕打ちをすることを許すのかどうかが問われています。たとえそれが数少ない人であろうと重要なことです。
3月24日には東京の日比谷公園で、25日には福井県で、脱原発、再稼働を許さない取り組みが行われます。これと一体のものとして、3月25日、三里塚にお集まりください。沖縄、福島からも駆けつけてこられます。
3・26 市東さんの農地法・行政訴訟の傍聴を
【とき】 3月26日(月)午前10時半開廷~ (傍聴券配布がありますので開廷の40分前に千葉地裁一階ロビーにお集まりください)
【ところ】 千葉地裁601号法廷
市東さんの農地を守る柱である「農地法・行政訴訟」がいよいよ4月から証人尋問(立証過程)に入ります。多見谷裁判長は、様々な国、空港会社、千葉県などによる違法行為が法廷で明らかになりながら、「違法であっても手続きは進められる」と開き直る国、空港会社に寄り添う心証をもっていることを法廷で隠そうともしていません。
多見谷裁判長は最重要の証拠と言われるものが空港会社(当時空港公団)によって偽造されていたことへの立証、証人採用を公然と拒否しています。また、4月23日の証人・石指雅啓(当時・国交省空港課長として暫定滑走路の北延伸を決定した当人。現海上保安庁第5管区海上保安部長)を、セクハラ事件などのために採用されることになったビデオリンクという形をとって、証人・空港会社の立証を支えようと露骨な姿勢を示しています。
こんなことがどうして許されるでしょうか。26日の口頭弁論は、こうした立証過程に向けて非常に重要なものとなっています。25日の現地闘争に続いてですが、傍聴席を埋め尽くし、市東さんの農地を守る私たちの意思を示し、多見谷裁判長の反動的、恣意的な訴訟指揮を許さないことが必要です。
3月26日、千葉地裁に決起しよう。連続闘争を闘い抜こう!
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コメント
福島と三里塚をつなぐFさん釈放
投稿: でっかい | 2012年3月24日 (土) 21時00分