「NO!性暴力 里美さんを支えよう」2・19集会とアピールウォーク
昨日、神戸で「NO!性暴力 森崎里美さんを支えよう 2・19集会」が開かれ、95名の皆さんが集まられ、2時間の集会の後、JR西日本・神戸支店に向けたアピールウオークを車椅子の里美さんを先頭に行い、JR神戸市店への抗議の申し入れを行いました。
集会では島尾弁護士から大阪高裁の判決を不服として最高裁へ控訴した内容についての説明がありました。とりわけ里美さんへの上司Aの継続した暴行を「好意をもっていた」と断じた高裁裁判長の判断が巷に流れる性的ファンタジーに毒されたものであり「経験則違反だ」と断罪されました。「裁判官が性的な問題にに法律に則して正しい判断をするとと思い込まないほうがいい」とも。そして里美さんの事件によるPTSDを認めようとしなかったことに「PTSDの人が裁判を訴えることができない」ことになると厳しく断罪されました。
里美さんは、お母さんや2人の娘さんとの葛藤を紹介されながら、「性暴力を受けた被害者が隠れて生きていかなければならない世の中はおかしい」「堂々と生きることが、その犯罪を防ぐと確信し、闘い続けたい」と語られました。また自らのPTSDと向き合うまでの厳しい、苦しい過程を語られながら、「被害者の想いと声に向き合い、聞いてあげて欲しい」と訴えられました。
会場からの様々な想いを込めた里美さんへの激励と連帯の意志が次々と表明され、里美さんと島尾弁護士からの応答も行われ、時間が足らないという緊張した中で、JR西日本への申入書(「12.2.19JRへの申し入れ.pdf」をダウンロード )を確認して集会を終えました。
時折、小雨や小雪が降る寒い中を、会場から神戸駅前、ハーバーランドを経由してJR西日本・神戸支店までのアピールウオークです。先頭で、里美さんをはじめいろいろな皆さんがマイクを手に、道行くみなさんに想いを交代で語り、訴えられました。
最初の写真が、デモの行く手にJR西日本・神戸支店が見えてきたところです(中央のビルがJRです)。
さあ、JR西日本・神戸支店の前です。
何と、驚いたことに「待っている」と約束をしていたJR西日本の担当者は、逃げてしまいいないではありませんか。やむなく私たちは閉ざされた扉の前で申入書を読みあげ、守衛に渡しました。「これがJRだ」と怒りを新たにします。里美さんがあらためてマイクを手に取り(左下写真)、JRへの怒りの訴えをして、この日の行動を終えました。
「里美さんの裁判を支える会」では、里美さんの強い想いを受けて、最高裁への訴えと、JR西日本本社への申し入れ(2月27日、午後4時大阪駅前ヨドバシカメラ西南角集合)などを継続していきます。とりわけ最高裁へのいろいろなみなさんからの「上申書」を集め、早急に最高裁へ届けたいと考えております。また、財政的に支えていただくために、「支える会」の会員になってください。詳しくは「支える会」のブログ『里美ドットコム』(http://satomi-heart.cocolog-nifty.com/blog/)をご覧ください。
| 固定リンク
「たたかいの報告」カテゴリの記事
- 市東さんの所での座り込みに参加して(2023.01.21)
- 市東さんの農地を守ろう! 現地決戦に参加して(2022.12.15)
- 11・28 耕作権裁判傍聴報告 証拠隠し許さず 審理を尽くせ(2022.12.05)
- 強制執行許すまじ ー 11・27三里塚報告(2022.12.03)
- 4・25耕作権裁判報告 空港会社の証拠・証人隠しを追求(2022.04.29)
コメント