大阪府警が、Fさんを不当逮捕! 直ちに釈放せよ!
昨日27日早朝、大阪府警は「免状不実記載・同行使」容疑で友人のFさんを不当にも逮捕し、10ヶ所あまりの不当な家宅捜索をおこないました。怒りを込め厳重に抗議すると共に、Fさんを直ちに釈放するよう求めます。
Fさんは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの重度の障害者の介護を仕事としているヘルパーです。夜昼の別なく入る仕事の関係から勤務先の近くに仮の宿を借り、ここに寝泊まりし、若い人々との交流の場としても開放したりしていました。
昨年5月、一ヶ月あまりの長期の休暇をとって福島の被災地で瓦礫処理などのボランティアをしていた時にレンタカーを借りたことが理由だと言われています。
Fさんはこの時の経験を土台に、「三里塚は福島の人々と共に歩む」という三里塚反対同盟の意向を受けて、その6月には三里塚の野菜を積み込んで被災地の仮設などに配ったのです。9月にも演奏家のTさんの協力も得て田村市の仮設などに三里塚の野菜を積んで、訪問激励しました。
10月末の三里塚で開かれた「芋掘り大会」には田村市の人々13人(子どもたち6人)をレンタカーに載せて参加し、主催した反対同盟農民や参加者との素晴らしい交流を実現しました。
年末には雪の中1トントラックに三里塚の野菜を満載して、三里塚現地の支援の協力も得て福島の被災地、仮設など10ヶ所近くを訪問し野菜を配り、交流しました。
そしてこの1月、2月と繰り返し、雪の中の田村市や南相馬市、飯館市を、三里塚の野菜を自分の車に満載し、2月には一度行っていただいていた演奏家Tさんなどと慰問の演奏会や交流を実現して帰ってきたばかりのところを逮捕されたのです。
しかも、彼が個人的に住居としていたところだけでなく、何のつながりもない関西合同労組のいくつかの事務所(関西合同労組は現在、福島の子どもたちの春休みでの一時受け入れを準備しています)や、私たち関西実行委員会の連絡先となっている永井満代表世話人の所、はては福島県いわき市の幾度かFさんが訪れただけのNさん宅、おまけにそこに居合わせたOさん(関西から支援に10ヶ月以上入ってボランティア活動をしながら発信されています)のケータイやパソコンを強奪していったのです。また三里塚の支援の小屋を襲っています。
この家宅捜査を強行した中身から、Fさんの不当逮捕を口実に、被災地福島への様々な支援活動、とりわけ三里塚と福島が「国策」を相手に戦っていることへの憎悪を込めた大反動としてこの弾圧が強行されていることが如実に現れているではありませんか。
福島の被曝者、とりわけ子どもたちを切り捨て「死ね」と言わんばかりの「対策」でお茶を濁している野田政権の姿を映していると言えばいいのでしょうか。Fさんは、つい先日の23日、福島から帰ってきて、ヘルパーの仕事に専念しながら、3・11さよなら原発1万人行動(大阪・中之島)の準備や、次の福島への行動を準備しようとされていた矢先でした。
大阪府警は、無実のFさんを直ちに釈放せよ! 福島に関わる取り組みへの妨害、弾圧を直ちにやめろ!
この不当逮捕に怒りの声を上げ、1日も早くFさんを取り戻し、3・11さよなら原発1万人行動、そして3・18三里塚関西集会へ共に頑張りましょう!
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