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2011年12月30日 (金)

市東さんの農地を守り抜こう

086

 今年も残すところ1日となりました。

 2011年は、三里塚反対同盟、そして私たちにとって厳しい正念場の年になりました。天神峰現闘本部への5・20東京高裁反動判決と50名の逮捕という襲撃。1186 8・6夜陰に乗じた天神峰現闘本部への破壊・撤去攻撃。しかもそれは、反原発・反核闘争、8・6ヒロシマの留守を狙った空き巣コソ泥の所業でした。そして多見谷裁判長(農地法裁判・行政訴訟)、白石裁判長(耕作権裁判)、仲戸川裁判長(鈴木さん一坪共有地裁判)、いずれもが年内結審を窺い、団結街道裁判、第3誘導路裁判は「原告不適格」で切り捨てようと、2012年にも市東さんの農地強奪を強行しようと襲い掛かってきました。

 しかし、三里塚反対同盟と私たち支援は、前代未聞の5・20弾圧に対し獄中の完全黙秘の闘いと獄外の闘いによって起訴攻撃をはね返しました。そして何よりもそれぞれの裁判闘争の法廷での反対同盟、弁護団、傍聴団一体となった全力の闘いが、結審攻撃をはね返し、押し戻し、年内どころか来年2012年内の結審をも阻止することができました。裁判所を使嗾した国・国交省の市東さんへの2012年の農地強奪の攻撃をはね返したのです。

 世界は、ギリシャをはじめヨーロッパ各国の財政破たんを切り口に、正に世界金融恐慌への道をひた走っています。巨大な負債を抱え、経済指標ではギリシャ以上の深刻な財政危機、破たんを迎えている日本は、東日本大震災、福島原発事故を奇貨として、消費税の増税、TPP参加、原発輸出とすべての犠牲を私たちに押し付けて、ごく一部の人々の延命の道を探ろうとしています。「ヒト、モノ、カネ、情報」の時代と言われる中で、その物流をはじめとした金融とともに一切の基軸の一つともいえる航空・空港政策の破たんは、致命的な事態となっています。

 極度の東京一極集中というひずんだ構造の中で、行き詰ったその航空・空港政策を立て直すには、国・国交省にとってそこに展望があろうがなかろうが、勝算があろうがなかろうが、「羽田国際化」「成田・羽田の一体運用」、とりわけ成田空港の「30万回化」と「24時間使用」に突き進む以外に道がない所へと追い込まれています。

 その追い詰められた「国策」に仁王立ちして立ちはだかっているのが市東さんであり三里塚闘争なのです。

 「国策」が追い詰められ、破たんしているからと言って、市東さんが精魂込めて作ってきた土を、農地を奪うことなどどうして許されるでしょうか。親子3代、100年近くにわたって開墾され、耕されてきた農地を、1級農地を、本来農地を守るべき農地法で奪い取ることなどどうして許されるでしょうか。法の理念を踏みにじり、人権、耕作権、財産権を踏みにじるこのような暴挙が、国だからと言って許される道理はありません。

 同時に、安全性と住民の生活を無視して内陸に作られた成田空港の「30万回化」「24時間化」は、確実に北総の住民の生活と営農を破壊するとんでもない犠牲を生み出すことは確実です。

 2012年の市東さんの農地の強奪という国の目論見を破産させたとは言え、多見谷裁判長が先日の口頭弁論で、来年一年間の法廷の日程を決め、2013年早々にも結審、判決へと突き進もうとする意志を隠そうともしていません。しかも「違法行為があろうと手続きは進められる」と「国策裁判」であることも隠そうともしていません。すでに国は2014年の「30万回化」を国際公約として公表し、闇雲に進もうとしています。

 私たちは、今こそほぞを固め、新しい年を、この国の2014年に向けた攻撃をはね返す決戦の年としなければなりません。消費税増税、TPP参加、原発輸出に走ろうとする野田民主党政権の目論見を、この三里塚闘争の決戦の中から吹き飛ばそうではありませんか。ニューヨーク・ウォール街の「1%の人間のための政治を拒否する」と立ち上がったアメリカの人々や、中東のエジプトを始めとしたイスラムの人々、中国・アジアの人々とともに闘いぬきましょう。卑劣な「評価書持ち込み」に象徴される国の差別的な沖縄への「日米同盟」の押しつけと闘う沖縄県民とともに闘おう。内部被曝を無視し、「福島事故は収束した」と被災者、被曝者切り捨ての道を歩み出した国に対し、怒りの決起を開始しておられる福島、東北のみなさんと共に闘おう。

 新しい年を、勝利の年としよう。

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