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2011年10月26日 (水)

10・9三里塚 反原発・TPP絶対反対 農民アピール

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 鈴木謙太郎さん

 本日の集会にお集まりのみなさん。どうもごくろうさまです。三里塚の一農民としての発言とさせていただきます。

 この数週間、政府はTPPに積極的に参加することを表明しています。11月にハワイで行われるAPECに参加を表明したということです。大震災や原発事故の問題で議論が中断している中、TPPへの関心が薄れている中で、なしくずし的にTPP参加を進めてしまうということです。全国の農民のTPP参加絶対反対の声を無視したとんでもないことです。

 11109_2 読売新聞は10月6日の社説で積極的参加を主張しています。強い農業に転換するということです。「強い農業」というのは、中小の農家を潰して農地を強奪し、企業を引き入れていくことではないと思います。農業を金儲けの道具にしてはなりません。日本の農業はこれでは潰れてしまいます。日本経団連は、大震災後の復興のためにもTPPへの参加を急ぐべきだとの提言をしています。

 津波にのまれた農地は宮城、福島、岩手の3県で2万ヘクタール。今年、作付けできない農地もたくさんありました。津波だろうと、原発事故だろうと、大切に育ててきた農地でまた農業を続けたい、それが農民の気持ちです。三里塚を闘うわれわれ農民は、被災地農民の怒りと叫びを受け止めて、ともに闘う決意を新たにしています。被災地農民の気持ちを踏みにじるTPPには断固反対します。

 TPPを許して関税がゼロになったら、自給率は14パーセントです。ほんとに日本の農業は潰れてしまいます。TPPは農民だけの問題ではありません。労働者にとっても大切な問題です。競争がもっと激しくなって低賃金や失業が増えることは明らかです。とんでもないことだと思います。

 反対同盟は昨年11月、APECの時にTPP反対の声明を出しました。この3月にも全国集会で「参加阻止」を訴えました。TPPは知れば知るほど許せない、その気持ちがますます強まってきています。原発再稼働阻止と共に、今こそTPP参加絶対阻止のために闘いに入っていこうではありませんか。以上です。

 北総の農民 小川浩さん

 さきほど福島の農民から、福島で農民として生きていくためには原発を阻止する、あるいは放射能に汚染された農地を必ず再生すると、そして福島で農民として生きていく、三里塚と連帯して闘いながら生きていくという力強い発言がありました。

 11109_3 福島の農民は、大震災あるいは原発の事故によって農地を奪われ、あるいは故郷を追われて今までの生活を根底から奪われてしまいました。こういう中で補償だとかなんだとか言ってますけれども、果たして放射能に汚染されてまだ帰れない農地を農民たちに対してどうやって補償するのか。補償なんか出来ないと思います。

 そういう意味では、福島もそうなんだけれども、原発とわれわれ農民は絶対に相容れない。そういう意味では三里塚の市東さんの闘い、三里塚反対同盟の闘いと同じような闘いとして原発との闘いを進めていかなければならないと思います。

 そして今、先ほど来言われていますけれども、復興特区という形で漁民から漁業権を奪い、農民から農地を奪って、大資本を入れてね、農民を賃労働者にして、そこで金儲けをしようという、そういう特区による復興がそこで行われようとしている。とんでもないことです。われわれは、先程の福島の農民のように自らの力で復興を勝ち取っていくようなそういう闘いを支援しながら闘い抜いていかなければならないと思います。

 同時に今、市東さんの闘いは、農地を守る闘いは、5月の反動判決と反対同盟をはじめ50人を逮捕、そして8・6の日に現闘本部を破壊するというほんとに重要な段階に入ってきたと思います。今日、ここに反対同盟が、原発阻止と市東さんの農地取り上げに反対する全国集会を開いたということは、この意味というのは決定的に重要だと思います。

 8・6ヒロシマで闘い抜いている時に、現闘本部を破壊するということは、権力が、反原発、原発との闘いと三里塚の闘いが結びつくことを、いかに権力が恐怖しているかということが言えるんじゃないかと思います。

 そういう意味で三里塚の市東さんの闘い。今までも原発の裁判闘争の中でほとんどが原発を推進するという判決を出してきました。今、市東さんの農地取り上げの裁判は、原発は安全だと言ってやってきたのと同じようなやり方で、裁判の中でもほんとにデタラメな裁判、市東さんの耕作している農地をまったく違う位置で、デタラメな図面をつくり、ましてや書類まで偽造して、それで市東さんの農地を取り上げようとしているという、こういうことは絶対に許せないと思います。

 特に今、反原発の闘いの中で、全国で労働者と農民が立ち上がってきて、先ほど動労千葉の方からも「今、大きく情勢が変わって、労働者や農民がどんどん決起し始めている。9・19、6万人のそういう闘いが全国各地で起こっている」と。そういう中で、全国の農民にあらためて訴えたいと思います。そういう各地で決起している農民と労働者がもっともっと結びついて、三里塚と原発の闘いを結びつけて大きな闘いにしていくことが、今、求められているんじゃないか。明治公園の6万人の闘いを三里塚の現地に結集したら、いったいどうなりますか。絶対に市東さんの農地を取り上げることなどできないし、それを絶対に阻止することができると思います。

 どうかみなさん。全国でそういう闘いをしていこうじゃありませんか。私たちも微力ながら、北総地域、あるいは千葉県の中で、そういう風に闘い抜いていきたいと思います。ともに頑張りましょう。 

 

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