淡路町空港反対同盟 「空港反対新聞」より
闘争本部建物の破壊に抗議する
この国家暴力は許せない
8月6日の夜明け前3時半、多数の機動隊に守られて反対同盟の天神峰現地闘争本部の強制破壊が始まり、3階建て建物がユンボ2台によって暴力的に破壊撤去されました。
急を聞いてかけつけた反対同盟の皆さん、現地の支援勢力、関西からかけつけていた仲間の皆さんが、暴力工事に怒りを燃やしながら果敢に抗議の行動を続けました。
総括集会で、萩原事務局次長から「悔しいが、これは勝てるという思いを手にすることができた」との決意表明があり、国家権力や空港会社NAAを更に追い詰める闘いに立ち上がろうと呼びかけました。
コソ泥まがいに証拠隠滅
この日の暴力的破壊は、だまし討ち同様に夜明け前に開始され、鉄骨3階建ての建物を覆っている外側の鉄板を「目隠し」のように利用し、3階建物の1階部分に残っている木造建物を見られないように破壊するという姑息なやり方で、裁判で争われた証拠を隠滅・破壊しました。
正式に登記された木造建物の地上権は絶対に守られるはずですが、裁判所、国家権力、NAAは一体となって、木造建物がない、とウソの主張を強弁し、建物調査もやらずに、こそ泥のように建物を破壊撤去しました。こんな憲法違反の暴力は許せません。
9・18三里塚関西集会へ
私たちは、淡路空港反対運動を勝利させた原点のひとつに三里塚反対同盟との連帯があり、その三里塚の闘いに参加するときに必ず利用させていただいたのが天神峰現地闘争本部でした。
淡路の闘いの原点でもある闘争本部の破壊は、わが身を切られる思いであり、断じて許せません。自民党から民主党に変わっても、戦争につながる政治、闘う者を弾圧する政治は変わりません。裁判所まで一体となって、益々暴力的にエスカレートする国家権力に対し、私たちは三里塚、沖縄、福島の闘いと手をつないで反撃しましょう。
9月18日、三里塚関西集会(午後2時、大阪市立中央会館)を開きます。戦争に向かって、生命、人権、平和を踏みにじる「国策」に立ち向かう、三里塚の皆さん、沖縄の皆さん、福島の皆さんの怒りを我がものにして、大きな闘いのうねりをつくらねばなりません。淡路島からも参加しましょう。
【淡路町空港反対同盟発行「空港反対新聞 第232号」2011年8月30日号より転載】
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