9・18三里塚関西集会 ご案内
昨日、関西実行委員会の拡大世話人会議が開かれ、直面する天神峰現闘本部を守る闘いへの取り組みや、8・6ヒロシマへの取り組みなどとともに、9・18三里塚関西集会の開催が決定され、その案内状が作られましたので、ご案内いたします。(上写真は、昨年の9・19三里塚と沖縄を結ぶ関西集会)
三里塚・沖縄・福島を貫くたたかいの炎を/天神峰現闘本部破壊攻撃を許さない/市東さんの農地を守ろう 第3誘導路建設阻止/10・9三里塚現地に総決起しよう
9・18 三里塚関西集会 ご案内
三里塚に想いを寄せるみなさん。
ついに菅政権・国家権力は、三里塚闘争45年の象徴ともいえる「天神峰現闘本部」に手をかけてきました。自らの航空政策の破綻であるとともに、その因となる三里塚闘争の解体・根絶を企んでいます。それは大地に根をおろして踏ん張る市東孝雄さんへ、直接に重圧をかけることであり、許されません。
「国策」として始められた事業が45年も経過し、緊急性の名のもとに土地収用法による強制執行を強行しながら今だに完成しない成田空港とは、事業そのものがすでに国策としての位置を失っています。完成しない空港という、その姿自体が如実にそれを物語っています。
国家権力と空港会社は、反対運動弾圧のため反対同盟が所有する天神峰現闘本部を、憲法に違反する超法規的「成田治安法」のもとに21年間も封鎖し続けました。さらに、その強奪にむけ強制撤去をもくろんできました。5・20東京高裁は仮執行付きの反動判決を強行した上、警察権力と結託し反対同盟員、傍聴者50名を不当逮捕しました。7月4日には、千葉地裁が「現闘本部収去命令」を決定しました。現闘本部に手をかけるということがどうして許されるでしょうか。
そもそも長年にわたって自民党(自公)独裁政権は、労働者を格差と貧困の生活に落とし込め、農民・漁民からその生業(なりわい)を奪い続けてきました。「成田・羽田の一体運用」「成田をハブ空港に」と声高に叫ぶこと自体が、世界・アジアの航空事情から完全に取り残されてしまった航空政策の矛盾と破産を取り繕い、取り戻そうとする悪あがきでしかありません。それは、何一つ変わらず民主党政権に引き継がれました。45年間も破綻させ続けながら、農民から農地を強奪し、周辺住民に生活破壊を押し付け、なおも推し進めようとすることが許されるでしょうか。
東日本大震災、今なお癒えぬ惨状と福島原子力発電所の大事故は、「国策」成田空港の破綻と同じことを突きつけています。今回の大事故、大惨事は、農民・漁民への差別そのものの原発立地、現実を押しつけ、「安全神話」を偽装し、補助金漬け生活を強制してきた原子力発電、核政策の破産としてあります。福島の農民たちは、もって行き場のない苦しみと怒りの中にいます。今、三里塚反対同盟は、その福島の農民の有り様に自らの身を置き、ともに生き抜いていこうと闘いの決意を固めています。
また、沖縄が県民挙げ基地県外撤去を求めていることに対し、民主党政権は自民党政権とまったく変わらず、なおも辺野古新基地建設と高江ヘリパッド建設を強制しようとしています。ここでも、もはや「国策」の体をなさず、破産していることは明らかです。三里塚反対同盟は、6・22~23沖縄現地を訪問し、沖縄の人々とともに進むことを内外に明らかにしました。
三里塚反対同盟とともに、三里塚・沖縄・福島をつらぬく闘いの炎を燃やし、この社会と国を変える道筋に立とうではありませんか。当面の集約点は10・9三里塚全国集会です。10・9に向け、全国でうねりを生み出していく、その関西における突破口として、私たちは9・18三里塚関西集会を成功させねばなりません。
三里塚に想いを寄せるすべての関西のみなさん、三里塚は今どうなっているのかというみなさん。9・18三里塚関西集会にお集まりくださることを訴え、ご案内といたします。
2011年8月1日
三里塚決戦勝利関西実行委員会 代表・永井満
【ところ】大阪市立中央会館ホール(地下鉄堺筋線・長堀鶴見緑地線 「長堀橋」下車、出口⑦徒歩6分)
【三里塚現地報告】萩原進三里塚反対同盟事務局次長
その他、沖縄、福島などの取り組みの報告
【主催】三里塚決戦勝利関西実行委員会/三里塚芝山連合空港反対同盟
【参加費】1000円(資料代)、大学生半額、高校生以下無料
集会後、デモの予定。
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