「8・10世界同時水曜デモ in 大阪」に参加して
一昨日、大阪中の島公園の女神像前広場で、「日本軍『慰安婦』問題解決のための世界連帯行動の日」として約150人が参加して集会とデモが行われました。
「類例のない残虐な性暴力犯罪である日本軍『慰安婦』問題に対し、事実否認と責任回避の態度を続けるにとどまらず、教科書への記述すら削除してしまった」(この日の「声明書」より)日本政府に抗議し、「日本政府は、日本軍『慰安婦』問題に対する徹底的な真相究明と公式謝罪、そして法的賠償など速やかな問題解決をはかり、戦争と植民地支配に対する正しい過去精算を履行し、国際社会で戦犯国としての責任を果たすことを強く求める」(同上)ための、この日韓国で行われた982回目の水曜デモに連帯したものです。
冒頭、司会から故金学順ハルモニが告発して20年が既に経過し、未だ解決しえていないことの悔しさが明らかにされました。 主催者を代表して方さんから韓国でこの日、夏休みの子供たちをはじめ300人近い人々が日本大使館前に集まり、第982回目の水曜デモが行われたことが報告されました。戦後66年を経てもなお変わらぬ差別、植民地主義がこの日本にあることを厳しく指摘された上で、しかし、ここに集まった人々をはじめ、日本の良心、人権が守られ、差別を許さない取り組みが行われてきたことを語られました。
集会では、東大阪市教委によって「育鵬社」公民教科書が関西の公立校として初めて採用されたことが弾劾され、来春実際に配布させないよう闘おうと訴えられました。 また「高校無償化」制度がはじまって1年4ヶ月、いまだに朝鮮高校が除外されていることについて、「慰安婦問題」や「教科書問題」と根は一つだと訴えられました。
またこの日の集会には韓国(左写真)と台湾からの参加があり挨拶がありました。またニューヨークから女性のサックス奏者の参加があり、最後に演奏。この猛暑の中デモの最後まで、ずっとデモの先頭で演奏を続けられたのには脱帽でした。
さあ、デモに出発です。「日本軍性奴隷制被害者の名誉を回復せよ」「日本政府は公式に謝罪せよ」「『慰安婦』問題を学校で教えろ」などとシュプレヒコールを響かせながら夕闇迫る大阪・梅田の繁華街を西梅田までデモを行いました。
この日、集会で、デモの最中で、そしてデモの解散地点で、口汚くののしりながら殴りかかったりの数人の「在特会」による妨害が有りましたが、動じることなく闘い抜かれました。
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