今週の産直野菜(7月9日)
先ほど三里塚から産直野菜が届きました。じゃがいも(北あかり)、玉ねぎ、ジンジン、トウモロコシ、きゅうり、インゲン、なす、ピーマンの8品です。
「野菜だより」によれば、ピーマンとなすがピンチとか。大事にしていただいております。
しかし、きゅうりととうもろこしが毎回、たくさん入ってくるのは大歓迎。とうもろこしは毎回焼いていたのですが、「たより」にあるように、早速、水からゆがいてみます。それに「魚焼きグリル」もなるほど。
今朝、広河隆一さんの本を読んでいて、思わず三里塚の市東さんや萩原さん、鈴木さんを思い浮かべました。チェルノブイリの事故で被害を受けたドイツで、安全な場所で生産されたものと混ぜて放射能値を下げて出荷していたことを書かれたあとで、「こうしたことができなかったのが有機農家である。有機農家は土をつくるだけで何年も費やし、人間の健康にいいものを栽培するために大変な努力を要する。そしてそれを信頼する人々が顧客となり購入する。だから汚染を隠したり、ほかのものと混ぜ合わせたりすることはできない。放射能は最も命を大切にしてきた人を直撃する」と(『暴走する原発』2011年刊)。そして福島県須賀川市で3月24日に64才で自殺された農民の方に触れておられます。
つい最近、三里塚の生産者のみなさんにお会いすると、本当に厳しい表情で顔を曇らせておられることに気がつく時があります。「出荷できなくなる日が来る」ことを思わずに居られない、そして大事に育ててきた土のことを思っておられるのだと思います。そのことをひとりひとりの消費者である私たちがしっかりと受け止め、この産直運動を守っていきたいと願わずにはおれません。
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