天神峰現闘本部への収去命令決定弾劾!
先ほど、三里塚芝山連合空港反対同盟事務局より以下のファックスが送られてきました。
7月4日、(千葉地裁)藤山裁判長は天神峰現闘本部の収去命令決定を行い、今日5日葉山弁護士に文書が(午後)4時過ぎ送達されてきました。
反対同盟は本部を死守します。明日、決戦アピールを発出します。今夜、反対同盟ブログに速報を載せます。(http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/2011/07/post-269.html)
反対同盟は、各団体、グループにそれぞれの弾劾声明を、萩原進あてに送っていただくことを要請します。 (以上。上写真は09年10月11日、天神峰現闘本部の前をデモする関西実行委員会)
弾劾声明
千葉地裁・藤山裁判長が、天神峰現地闘争本部に対し収去命令決定をしたことに対し満腔の怒りを込め弾劾する。
そもそも天神峰現地闘争本部は、三里塚芝山連合空港反対同盟の45年にわたる闘いの拠点であり、象徴であるとともに、反対同盟農民のみなさんにとって、寄り合いの場所として、心と団結のかけがえのない拠り所である。それを解体・撤去するための収去命令決定が行われたことなどどうして許されようか。
しかも、いかに空港会社NAAが虚偽の主張を繰り返そうと、法的に正式登記された地上物件であることは明々白々である。
その事実を隠蔽するために、天神峰現地闘争本部裁判において、第1審仲戸川裁判長は、現場検証を拒否し、空港会社NAAによって使嗾された証人らによる偽証を一体となって強行し、反動判決を強行した。第2審で、井上裁判長は、この第1審の判決を維持するために、現場検証の要請を再度拒否すると共に三里塚反対同盟の弁護権、証人の偽証に対する反対尋問権を奪い去り、5月20日、仮執行宣言を付けた反動判決を強行した。仮執行宣言、そしてこの度の収去決定とは、こうした最早三権分立の司法の名をも辱める、裁判の体をなさない国策裁判であるという事実を隠すための証拠隠滅の策謀以外の何ものでもない。正に、裁判所として二重三重の極悪犯罪であることを弾劾する。
この国策裁判、権力犯罪の背後に、45年をかけても完成させることのできない国策、成田空港の現実に何一つ反省することなく、自らの航空政策の破綻を、天神峰現地闘争本部の解体・撤去、第3誘導路建設、市東さんの農地強奪という暴力的手口で乗り切ろうとする国交省、菅政権があることを私たちは断じて許さない。
あの5月20日の東京高裁における50名逮捕とは一体何だったのか。国交省、菅政権による三里塚闘争破壊をめざした恐怖に駆られた弾圧ではなかったのか。また、その弾圧を前提に、仮執行停止の申し立てを却下するという東京高裁井上裁判長の無様な姿こそ、そのことを何よりも物語っているではないか。
我々は、かかる卑劣な裁判所、国交省、菅政権一体となった攻撃を断じて許さない。三里塚反対同盟と共に、全力で天神峰現地闘争本部を死守する。そして、福島原発の事故に怒る多くの被災者の皆さんとともに、また基地撤去のうねりを生み出している沖縄県民とともに、国策の名のもとに進められる人民へのあらゆる攻撃を跳ね返す。何よりも、45年かけても完成し得ない国策・成田空港を廃港にするまでとことん闘い抜くことを宣言する。
2011年7月5日
三里塚決戦勝利関西実行委員会
代表 永井満
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