昨日の「鈴木さんの一坪共有地裁判」で
昨日、千葉地裁で、鈴木さんの一坪共有地裁判の口頭弁論が開かれました。5・20弾圧で拘留された38名がまだ出てこない中ですので、法廷が開かれるや否や、怒りの声が傍聴席から。裁判長が、天神峰現闘本部裁判の第1審で不当、違法な訴訟指揮を強行し、許すことのできない反動判決を行った仲戸川ですから無理もありません。
ところが仲戸川は、右陪席の裁判官が変わったことを理由に、この裁判の被告である鈴木幸司さんが亡くなられたことに伴う「訴訟受継問題」を今回も見送りました。この問題が法廷で明らかにされてから半年以上が経過しているにもかかわらずです。 そこには、「三里塚地区周辺に土地を持つ会」が所有するものであることを認めようとせず、一般の財産相続として扱おうとする千葉県の意図に沿った仲戸川の姿勢が丸見えです。ここでそんな判断を出すのは、5・20の怒りが充満しているのでまずいという姑息な仲戸川ならではの「時間稼ぎ」があったとしか思えません。
法廷が具体的な進展を見せなかったものですから、法廷後の報告会は、司会の鈴木謙太郎さん、北原鉱治事務局長、弁護団の葉山さん、一瀬さん、遠藤さん、浅野さんの各弁護士のみなさん、そして萩原進事務局次長のまとめの挨拶と、いずれも5・20の東京高裁による不当判決と50名逮捕の大弾圧、38名の拘留延長に対する激しい怒りと闘いへの強い意志が語られました。反対同盟ブログに詳しく明らかにされていますので、そちらをご覧くださいhttp://www.sanrizuka-doumei.jp/home/2011/06/post-259.html。鈴木いとさんも元気な姿を見せられ、「最後まで頑張ります」と挨拶されました。
次回口頭弁論は、9月29日(木)午前10時半から千葉地裁601号法廷です。今月は、6月17日(金)午前10時半からの第3誘導路工事差し止め訴訟、6月27日(月)午前10時半からの耕作権裁判と続きます。そして、6月22、23日には反対同盟が総力で取り組む沖縄現地でのたたかいがあります。
暖かくなってきて畑は一斉に草が生え、農作業は本当に忙しくなっています。そこへ5・20大弾圧と続く闘い。反対同盟は本当に大変です。みなさん。できる支援を!
今、連絡が入りました。38名全員奪還されたそうです。(午後3時前)
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