第3誘導路裁判 第2回口頭弁論 傍聴報告
6月17日、「第3誘導路建設の許可処分の無効確認と空港会社の同工事の中止を求める裁判」の口頭弁論が、千葉地裁601号法廷で行われました。
原告席には北原事務局長、萩原さん、市東さんや各弁護士が並び、被告の成田市や空港会社に厳しい視線を注ぐ中、10時30分に開廷。冒頭に原告、被告双方から書面や書証の提出があり、裁判長から答弁書の提出を双方に依頼。被告代理人から「出来るだけ準備します」と不真面目な返答があり、傍聴席から「ふざけるな、真面目に仕事しろ」などの怒声が飛びました。
そして、葉山弁護団長からは「被告の求釈明の答弁書は納得できない。測定値は市東さんの直近場所の値でないし、シカゴ条約の勧告で滑走路と誘導路の間隔が182.5mとされているのに120mしかとっていない理由が不明だ。法律違反ではないか」など、被告の不法不正を糾弾しました。
次回の口頭弁論期日を、9月6日と11月29日に決定し閉廷。
裁判報告会で
裁判終了後に隣の弁護士会館で「報告会」が行われ、北原事務局長から「先の5・20高裁判決がこの国の正体だ。本日の裁判も黒判決を画策しているが、気をひきしめて、一本筋を通して闘おう。反対同盟は最先頭で闘う」との決意が述べられました。
弁護団からは「本日の裁判は今後、第3誘導路建設強行の違法性を追及してゆきたい。また、6月9日に現当本部撤去に向けた申し立てがあり、この「審尋」を書面だけで済まそうとする動きを粉砕するために、先ほど千葉地裁民事部とやりとりしてきた。地裁は6月21日を期限としているが、28日に延期せよと申し入れた。いよいよ現闘本部を死守する闘いを始めよう」との決意が述べられました。
報告会は早めに終わり、直ちに反対同盟と弁護団の打ち合わせ会が開かれ、支援の皆さんは解散しました。
事務局次長 安藤眞一
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