三里塚反対同盟が沖縄へ
明後日、6月22日夜、三里塚芝山連合空港反対同盟と市東さんの農地を守る沖縄の会共催で、「6・22三里塚の今を考える沖縄集会」が、那覇の「沖縄船員会館」で開かれます。そして翌23日には、「第28回 6・23国際反戦沖縄集会」(会場 魂魄の塔そば)で三里塚反対同盟からの報告がプログラムに加えられました。(最初の写真3枚は、昨年の「6・23国際反戦沖縄集会」とデモの様子です。)
「6・22三里塚の今を考える沖縄集会に参加しよう!」のビラより全文転載いたします。
闘い続ける三里塚農民
1966年、日本政府は三里塚・芝山への空港(成田空港)建設を一方的に閣議決定しました。
以降45年間、政府は農民を叩きだし農地を強奪するために、「アメとムチ」を用いたあらゆる攻撃を繰り返してきました。
一方、極めて暴力的な強権発動と同時に、農民を分断し闘いを押さえ込むために姑息な手段を駆使してきたのです。
しかし、反対同盟はこれと断固としてたたかい続けてきました。そしてそのために、誘導路が「へ」の字に曲がっているなど空港は今なお不完全なままです。
この事態にあって政府は今、市東さんの農地を強奪する攻撃を強めています。
「国策」と闘う沖縄・三里塚
「アメとムチ」をもって強権的に土地を奪い「国策」を押しつけるこの攻撃は、まさに沖縄に「基地の島」としての現実を強制し続けてきたやり方と全く同じです。
米軍は沖縄戦中住民を収容所に隔離している間に次々と基地を建設し、戦後も「銃剣とブルドーザー」で住民を叩き出し基地を拡大し続けました。
72年「復帰」以降日本政府は、軍用地料の引き上げなどによる懐柔とともに、同時に反戦地主への締め付けと軍用地の強制使用、米軍用地特措法の度重なる改悪を繰り返してきました。
このように住民の生活を破壊してまでも極めて暴力的に「国策」を押しつけてくることに対して、沖縄住民は60年間、三里塚農民は45年間たたかい続けてきています。
また「暴力と金」の攻撃を正面からはねのけて非妥協的にたたかう両者のたたかいは、ともに文字どうり全国の反戦反基地闘争の結集軸となってきました。
沖縄反戦反基地闘争と三里塚闘争の連帯を創り出そう
政府は現在、「振興策」という露骨な買収策をも用いながら、辺野古・高江の新基地建設を強行しようとしています。
そして三里塚においては、市東さんの農地を奪い取ろうとしています。
私たちは決してこれを許してはなりません。不屈にたたかい続ける三里塚農民に学び、三里塚闘争と連帯して、沖縄反戦反基地闘争を強化していきましょう。
その両者の連帯したたたかいをもって「国策」を暴力的に強要してくる日本政府の攻撃を打ち砕いていこうではありませんか。(右上写真は、グアムからの連帯挨拶をされるチャモロ代表のビクトリアさん)
「思いやり予算」・「米軍再編予算」は被災者の支援へ
言うまでもなく福島原発を巡る事態は人災です。「国策」として原発を推進してきた政府と東電は一切の責任を負わねばなりません。
また「金」で住民の生活を売り渡した「促進派」の責任も問われねばなりません。全国の原発はただちに停止させるべきです。
ところで、多数の犠牲者・被災者が出ている中、政府は「思いやり予算」として、この先5年間で1兆円を米国に提供することを決めました。
何ということでしょう!思いやるべきは被災者です。「思いやり予算」や辺野古新基地建設費・グアム移転経費日本負担分などを中止して、被災者支援に使うべきです。(左上写真は、昨年の4・25県民集会9万人の真ん中に陣取った三里塚の市東さん、萩原さんと、関実の永井さん、山本さん)
【6・22三里塚の今を考える沖縄集会・集会要項】
日時・6月22日(水)午後7時開会
会場・沖縄船員会館(那覇市泊港南岸となり ℡098-868-2775)
参加費・500円
三里塚反対同盟からは7人が参加し、関実からも7人が駆けつける予定です。みなさん、注目してください。
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