5・20不当逮捕・起訴攻撃弾劾!
すでに報告してきましたが、5月20日、天神峰現闘本部裁判の控訴審で東京高裁井上裁判長による本部解体に向けた仮執行宣言をつけた不当な反動判決、国策裁判が強行されました。
この日、日比谷公園霞門には法廷を前に200を超える反対同盟を先頭にした人々が結集しました。わけても反対同盟は、この日の産直出荷を早朝からやり抜いての全力の決起でした。そして審理の再開を強く求め、不当な判決の強行を許さない怒りの集会とデモをやりぬきました。
この怒りを無視して行われた反動判決の暴挙に対し、反対同盟は直ちに弾劾声明(「11.5.20反対同盟声明.pdf」をダウンロード )を発し、顧問弁護団は裁判所、井上裁判長に対する仮執行の停止を申し立てる行動に入りました。
ところが井上裁判長は、不当にも2時間余りにわたって弁護団と会おうともしなかったのです。怒った反対同盟を先頭とする私たちは、16階にある高裁第15民事部(井上裁判長所属)前に結集し、弁護団と会うことを求める抗議行動を行ったのです。以下の経緯は昨日のブログ掲載のとおりです。
50名の不当逮捕という暴挙に対し、昨日、萩原進事務局次長を先頭に東京高裁、東京地検に対する抗議を叩きつけ、北原事務局長を先頭とする反対同盟8人をはじめ山本関実世話人など12名の奪還を昨夜遅くに勝ち取りました。しかし、38名の支援の拘留が継続され、起訴にむけた卑劣な攻撃が続けられています。本当に許されません。
90歳になられて初めての不当な逮捕に合われた山本関実世話人は、検察の取り調べに対する完全黙秘を貫かれ、2泊3日に疲れも見せず「いい経験をさせてもらった」と新たな闘いに向けた闘志を明らかにされて、今日関西に戻られました。(右写真は、裁判前のデモでの山本世話人)
反対同盟は、今日、拘留されているみなさんへの差し入れを全力で行うとともに、明日の市東さんの農地をめぐる農地法裁判、行政訴訟(午前10時30分より、千葉地裁で)を全力で闘いぬくことを明らかにしておられます。国、NAAは、5・20弾圧の勢いの中で、「41-9」の取り下げを裁判所に認めさせ、その破綻を隠そうとこの法廷で策動しています。そんなことを許してはなりません。全力での傍聴闘争の実現が必要です。
また、この天神峰現闘本部への仮執行宣言=解体攻撃に対し、緊急の現地闘争を反対同盟は呼びかけています。5月29日(日)午後1時半から、市東さんの自宅の南にある開拓道路で集会が開かれます(集会後デモ)。45年にわたる三里塚闘争の一つの節目ともなる決戦に突入したことを確認し、実力闘争の意気を国家権力、国交省、NAAに突きつける重要な闘いです。是非結集しよう!
不当な逮捕・基礎攻撃をはね返し、5・24裁判~5・29緊急現地闘争に決起しよう!
これからとんぼ返りで、千葉での明日の裁判に向かいます。
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