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2011年5月 1日 (日)

反対同盟が放射能問題で成田市を追及

 昨日の当ブログで一言触れましたが、反対同盟のみなさんが営農と産直運動をする立場から現下の放射能問題について成田市に対して追及をしておられることが、昨日届いた「野菜だより」に報じられています。そのまま掲載させていただきます。

放射能問題経過報告

4月20日、成田市農政課を訪問、「市独自の調査を行い、風評被害の懸念に対処すべき」と追及

 皆さんにお伝えした通り、3月22日に成田市独自の放射能測定を申し入れてから、すでに1ヶ月がたちましたが、その後どうなったのか問い合わせても、回答がありませんでした。

 11420 そのため、4月20日、萩原進、富夫、市東孝雄と産直スタッフ2名で、成田市農政課を訪問しました。成田市は「県の調査に任せてある」と、責任逃れに終始。私たちは、「現実から逃げていては何の解決にもならない。農家の必死の思いを受け止めて、きちんと調査すべき」と、1時間半にわたって成田市を追及しました。(産直)会員の皆さんからの問い合わせや、心配する声に応えるには、正確なデーターが必須です。成田市の事なかれ主義が、風評被害を拡大させていることに、怒りを禁じえません。

千葉県の出荷制限は22日で全て解除、今後も検査を注目

 現状で、私たちが参考にできるのは、千葉県のホームページに載っている県産農産物の放射性物質検査結果です。最新情報は4月21日のものです。多古町や旭市で規制値(ヨウ素で2000ベクレル)を超えた3月下旬から、数字は徐々に下がって、21日は『2桁~検出されず』の範囲まで低下しています。これを受けて、4月22日、千葉県産農産物の出荷制限は全て解除されました。しかし原発がまだ収束していないため、引き続き検査結果に注目する一方、成田市の検査を行うよう、追及していきます。(県の検査で、これまで11市町村が検査の対象となったが、成田は行われていない)

今、私達に出来る事は有機農業を続ける事、原発はいらないと声を上げること

 「農家の努力で何とかなる事ならすぐにも行動する。じっと耐えて待つだけしか出来ないのは本当につらい、とにかく原発を早く止めてほしい」―テレビで報道された農民の声です。これは、原発被害者全員の切なる叫びです。

 私たちは、安全・安心にこだわって有機農業を続けてきたことが、放射能汚染で無に帰することはないと信じているからこそ、これまでどおりの農業を続けています。

 私たちは、座して待つだけでなく、全原発を止めるまで、声を上げ続けなければならないと思います。それが、子供たちの未来に責任を取る唯一の選択肢だと思うからです。 ―― 以上です。

 086 私たちは、三里塚はもとより、千葉、茨城、福島、岩手、あるいはすでにもっと広がっているかと思うのですが、すべての農民の皆さん、そして漁師のみなさんが、生まれ育った土地と海で、農と漁が続けられることを心から祈っています。またそうでなければなりません。

 私は、私見ですが、この福島の地に原発を持ってきた政府、東電、そして福島県に農民や漁民のみなさんに「出荷停止」を「指示する」資格などないと考えます。

 使用済み燃料(死の灰)が膨大に溜め込まれ、今後数十年、数万年にわたって放射能を出し続ける問題を何一つ明らかにしようとせず、また内部被ばくの恐ろしい問題を明らかにしないまま、子供たちに20ミリシーベルトまで大丈夫だから留まって勉強しろなどと指示を出し続けて平然としている政府、東電の許しがたい現実を見るにつけ、激しい、持っていき場のない怒りとともに、多くの農民や漁民、そして被災者のすべての皆さんの想いやいかばかりかと思わざるを得ません。

 40年にわたってこの危険極まりない原子力発電の存在を許してきたことへの自らのあり方を含めた痛苦な想い、自らへの怒りを含めた想いをこめて、反対同盟の皆さんが厳しい営農と闘いの中から決意を込め語りかけられているように、今こそ全ての原発を止めるまで闘いぬく声と力を結集しようではありませんか。子供たちの未来のために。

 「国策」としての原子力政策を打ち壊そう! 「国策」としての米軍基地を撤去しよう! 「国策」としての市東さんの農地取り上げ、成田空港の拡張を阻止しよう!

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