自民党府議団の暴挙、断じて許せない!
大阪府議会自民党府議団が維新の会とともに、府立高校を含む大阪府の施設で、「日の丸」を常に掲げることを義務付ける条例案を5月の府議会に提出しようとしているというのです。
言うまでもなく「日の丸」は、1945年以前、朝鮮、中国、アジアへの侵略戦争、虐殺と略奪の歴史を進めた真赤な血に塗られた旗です。天皇制への絶対的服従を強制し、私たちの父や祖父を戦場に駆り立てた旗です。沖縄の皆さんに、ヒロシマ・ナガサキの皆さんに悲惨な犠牲を強制した旗です。アジアの人々にとっては、怒りと恐怖を思い起こさせ、忘れることのできない、今も身震いする旗です。
私たちは、この旗を「国旗」として強制されること自体に反対です。
敗戦後も私たちの国は、「国策」を掲げて様々なことを私たちに力づくで強制してきています。「日の丸」の強制は、そうした流れを強めるだけです。
今の福島原子力発電所の事故こそ、その象徴的な出来事です。また98%の県民が求める普天間基地の県外移設と辺野古新基地建設反対の声を「日米合意」で押さえつけようとするのもそうです。あるいは、46年にわたって農民の農地を強奪し、いまだに完成することすらできない成田空港の不様な姿も、その「国策」強制の破産の故です。
「絶対に安全だ」「電力は必要だ」とだまし、カネをばらまいて福島を始め僻地の農村や漁村に「国策」だからと原子力発電所を押しつけてきたのは、誰か。歴代の自民党政権であり、菅民主党政権ではないか。そのいずれもが、未だにこの原子力政策を福島の被災者にひと言の謝罪をすることもなく、「復興」を叫び立てている、しかも今の今、政争に明け暮れている姿に怒りを覚えるのは私たちだけではないだろう。
「日の丸」の強制とは、こうした「国策」によって住民の想いと平和への願いを踏みつぶすことを覆い隠し、ごく一部の人々の利権、ひいては戦争の惨禍をまた再び現実のものとする流れでしかない。
私たちは、学校現場で、困難を強いられながら、処分などの弾圧をも受けながら「日の丸・君が代」に不起立の闘いを挑み続けておられる教師を始め多くの皆さんの闘いに心からの敬意をあらためて示しておきたいと思います。
みなさん。起ちあがろう。
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コメント
大震災における天皇報道を見るとき、一種の恐怖を感じます。
天皇、皇后が、わざわざ、膝を折って被災者にお見舞いをした、ということが報道されています。
避難所で座っている被災者に挨拶するのに膝を折るのはあたり前のことであり、それをわざわざ有りがたいこととして報道しているのです。
投稿: 闘う「精神障害者」 | 2011年4月28日 (木) 05時29分
そのとおりや。こん時に、天皇だけやあらへん。家族総出でまわっとるやろ。あの「1億総ざんげ」「全国植樹祭」の昭和天皇を使うた騒ぎで「戦争責任」が吹っ飛び、「戦後」が作られたんや。しかしやで、あいつが動くたびに道が作られ、もの凄いわしらの税金が使われたんや。今回もおんなじやろ。あいつらが動くたびに金が使われ、ほかにすることがあるはずのようけな人間が動いとる。ええかげんにせえ!
投稿: おっちゃん | 2011年4月28日 (木) 07時30分