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2011年4月17日 (日)

4・16原発いらん関西行動に、3500人

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 東日本大震災での福島原子力発電所の事故に抗議して、昨日、大阪・中之島公園で「原発いらん!関西行動」が、ストップ・ザ・もんじゅなど反核8団体が呼びかけて開かれ、3500人の人々が集まって集会とデモが繰り広げられました。集会途中で主催者から、「2千人を超えたようです」と発表。会場だけでなく、入りきれず、大阪市役所前の道路にもいっぱい人が溢れていました。主催者の一つ、ストップ・ザ・もんじゅの方が司会をされ、11416_2 京都大学原子力実験所の元講師の小林圭二先生が最初に福島原発の状況と今後の見通しを語られ、続いて主催者の各団体から怒りが次々と語られました。全体で、わずか30分でしたが、10日の東京をはじめ各地の闘いに応えた、思いのこもった集会でした。

 「頑張ろう!」を全体で唱和してから(左下写真)、さあ、デモに出発です。デモが出発してみて、数えたら3500人に達したと主催者の方からデモの最中に発表。11416_3 私たちが出発したときも多くの人々が会場に残っていましたが、200人単位のデモの6番目だったのです(右上写真)。

【小林圭二さん】

 みなさん、こんにちは。小林です。約1ヶ月前に起こりました東日本大震災。これに伴って起こりました、神戸大学の石橋先生が予言していた「原発震災」、正に絵に描いたような「原発震災」が起きました。あれから1ヶ月以上が経ちますが、未だに事故は終わっておりません。11416_4 それどころか、これがさらに拡大する要素さえはらんで、毎日毎日、きわどい綱渡りを続けながら延々と事故が続いています。そういった中で、海に、空に汚染が広がってきて、私たちの生活自体が脅かされ、そしてたくさんの原発被災者が、津波・地震の被災者とともに生まれております。

 そういう状況にあって、みなさんは各地でそれぞれが必死になってこの事故に対する追及、行動を続けておられます。その中にあってトップを切って話しをさしていただくおこがましさを感じながら、ざっと事故を振り返ってみますと、この事故は最初の2、3日ですべてが決まった事故でした。11日に始まった事故が、翌日12日になりますと、燃料が冷却材から上へ裸になってのぞいているという状況がもう明らかになっています。これは「空焚き」の始まりで、「空焚き」の始まりがすべての大事故の確実な始まりなわけです。そういったことが起こっていながら、極めて事故への対応が遅い。というよりも、東京電力は、国も一体になって、「原発をまず守る」「財産を失いたくない」というところから発想した対策ばかりをやってきました。その陰で、原発の現場で事故対応にあたっておられる東電の末端の社員や、協力会社の作業者たちは、とてつもない被曝を受けながら、必死になって、停電して何も見えない真っ暗闇の中で駆けずり回っているという状況があったわけです。そして何人かが亡くなりました。

 11416_6 このわずか2、3日ですべてが決まるような事故が、今日の、これからの延々と続く、どうしようもない、綱渡りを続ける、一歩扱いを間違えたら更に大きな事故に発展しかねないという、そういう状況をもたらして今日を迎えているわけです。東京でも反対運動が多数の人たちを集めて行われております。今日は、関西でそれぞれがばらばらに活動してきた仲間たちが、初めて一堂に会して大きな声を上げる日です。今後はまったく予断を許しません。新たな放射性物質の放出も含めて、沢山の被災者を抱えて救済活動ができない、特に「原発震災」の特徴である被災者を救援できないというような状況がもうたくさん現れております。その中でこれからの困難な対応に向けて、私たちは、国や東京電力が相変わらずの自分たちの立場や利益ばかりを優先させたような対応をしていることに対して、声を上げ、奮闘していかなければならないだろうと思っています。

 みなさん。今日は、その最初の第一歩の大きな声として関西で上げていこうではありませんか。今後とも力を合わせ、運動していきたいと思います。

【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 島田さん】

 11416_7 みなさん、こんにちは。美浜の会です。今日の事故と政府の無責任極まりない態度に、私たちはもう我慢がなりません。事故以降、ほうれん草が汚染された、水が汚染された、いろんな汚染が出てきました。それに対して国は「健康に直ちに影響が出るレベルではない」と繰り返してきました。私たちは3月28日、厚生労働省と交渉を行いました。「直ちに影響が出るレベル」、これについて厚労省は「そのレベルは知らない」、こんな無責任な回答をしました。

 そしてもう一つ、今非常に緊急になっているのが福島県内の子どもたちです。新学期が始まりました。しかし福島県の学校の約7割以上が、原発の管理区域と同じか、それ以上に汚染されています。それにもかかわらず文科省は、年間20ミリシーベルト、通常私たちは1ミリシーベルトです、20ミリシーベルトまで学校に通わせていい、避難する必要もないと言っています。これに対して原子力安全委員会は、「20は高すぎるから10くらいにしたらどうか」と見解を示したと言います。ところがこの見解を示した安全委員会のシロヤ委員は、問題にされると「これは安全委員会の見解ではない。私個人の見解だ」と、こんな逃げ口上です。そして文部科学大臣は、昨日の閣議の終了後の記者会見でも、「子供に対しても20ミリシーベルトを適用する」とこうはっきりと述べています。

 私たちは福島の子どもたちを救わなければなりません。どうかみなさん。文科省に、今日配っているチラシにも、また美浜の会のホームページ(http://www.jca.apc.org/mihama/)にも文科省の電話番号、アドレスがあります。ぜひ「20ミリシーベルトを撤回せよ」という、その声を早急に上げてください。福島県内では父母たちが中心になって、実際に学校の放射能の測定を行っています。そして必要であれば「学童疎開もやるべきだ」という声が、福島県内の母親たち、父親たちから上がっています。

 11416_8 私たちは今度の木曜日、21日、この問題について安全委員会と文部科学省と交渉を行います。何としても、まず、これを撤回させましょう。ぜひみなさん。今日から、明日から、文科省に対して抗議の声を。そしていろんな人にこの事実を拡げてください。

 そして最後に一点です。私たちはもうこれ以上原子力と共に生きることはできません。やはり政府に対して、原子力からの撤退をまず決定すること。そのことが今、一番緊急に必要なことです。私たち、そして未来の子どもたちが、ほんとうに生きていくためには、今こそ原発からの撤退、これを早急に政府に決定させることです。私たちは、全国の95の団体と一緒に、脱原発の運動を始めました。是非、よろしくお願いいたします。

【グリーン・アクション アイリーン・スミスさん】

 グリーン・アクションのスミスです。今回の惨事は、民主主義を妨害した電力会社と国が起こした大参事です。これは民主主義が働かなかったから、妨害されたから起こってしまった悲惨な状況です。

 11416_9 私は去年の8月に福島の現地に行きました。この時も現地の人々が、原子力の安全を一生懸命心配しているその顔を、絶対、一生、忘れられません。なぜかというと、その本当に心配している顔、なんかあったら大変だという顔、これと比べて、あの時経験したのは、国の冷た~い表情です。国の人間の顔、生活の表情が見えない顔です。今回はそれの現れではないでしょうか。

 この同じ状況が関西にあります。関西電力に行って、関電が言ってること、これをもし関西の市民が知ったら、福島現地の人が知ったら、ぞっとするような発言が、ずーっとこの何年間もあります。それが今の現実です。ですから、私たちは、福井の県民、市民で、そして私たち関西の市民で、この関電の原発を止めていかなければいけません。みんなでほんとうに頑張って、本当にやらなければいけない。これをやれなければ、福井の人たち、私たちの命も守れません。

 今回も全国署名を始めたんですけれども、ドイツのロゴマーク「原子力、もう結構」というのを使わせてもらっています。海外は本当に心配しています。私も海外に行っていたんですけれども、日本のことを本当に心配していて、このまえ厚労省の態度があまりにもひどかったことに対して国際署名をお願いしたら、一瞬にしてWEBサイトがパンクする、そのくらいにみんな一緒に心配してくれてます。

 11416_10 ですから全国の人々と一緒に、そして海外の人たちと一緒になって日本の原発を止めていきましょう。

 集会では、このほかに「奈良脱原発ネットワーク」、「原発を知る滋賀県連絡会」、「台湾環境保護連盟」、「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」からそれぞれ怒りと決意が表明されました。

 集会には91歳を迎えようとしておられる山本善偉関実世話人も顔を出され、演台のすぐ下でじっと聞いておられ、デモにも参加。デモの途中で止めませんかとお誘いしたのですが、本当に気持ちよさそうに1時間半のデモを最後まで貫徹されました。

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