実行委員会ニュース 第133号を発行しました
3月9日、関実の機関誌「実行委員会ニュース」第133号が発行され、 「3・9三里塚・沖縄を結ぶ集い」に集まられたみなさんに配られました。
三里塚反対同盟は、本格工事が始まった第3誘導路建設に対し、その差し止めを求める提訴を行い、その第1回口頭弁論が、「3・27全国集会」直後の3月29日、午前10時半から千葉地裁で開かれます。
これで反対同盟は7つの裁判を抱え、「現地闘争と一体のもの」として闘いぬこうとされています。この3月、4月には、月に3つも裁判があり、そのいずれもが「産直」の作業日にあたるため反対同盟はもとより、現地支援も大変な状態です。
これへの全国的な支援体制の確立は非常に重要な課題となってきています。
しかも、天神峰現闘本部裁判控訴審で、すでに報じましたように、菅政権の焦りに満ちた三里塚への反動攻撃の意図を受けた東京高裁井上裁判長による裁判調書の偽造による5月20日「判決」攻撃が企まれています。「判決」が強行されるということは、昨年の2・25千葉地裁仲戸川裁判長がなしえなかった「仮執行宣言」がつけられ、現闘本部解体攻撃が直ちに強行されるという局面を迎えようとしているということです。
市東孝雄さんの不当逮捕も辞さず闘いぬかれた昨年の反対同盟の闘いの前進と勝利の地平を破壊し、彼我の関係を逆転させようとする国家権力、裁判所のこの悪辣な意図を断じて許してはなりません。
3・27全国集会をかってない怒りで決起することが決定的に重要であるとともに、3・29第3誘導路建設差し止め裁判第1回口頭弁論闘争に決起して、国・裁判所のこの悪辣なたくらみに対して怒りの声を上げることが、「5・20」情勢に対して決定的に重要となっていることを訴えます。
そうした思いから、実行委ニュースを7つの裁判を整理し、現状をまとめる「三里塚裁判特集号」として作りました。賛同会員の皆さんへはお送りいたします。
それにしても土曜日の東北地方への大震災に、言葉もありません。3日目を迎えた今もなお孤立しておられる方々が8千人を超えておられることをはじめ、本当に大変であろうと、被災されたみなさんに心からのお見舞いを申し上げるのがやっとです。17年前、2ヶ月あまりたってからやっとライフラインが整った自分の経験を思い出しながら、それを上回る現在の事態に、涙さえしています。
そして、原子力発電所が2基が破綻し、4基が今もなお予断を許さない状況にあることに、とにもかくにもこのまま収まってほしいと祈るだけです。「日本のすべての原発を直ちに止めろ」「ひと言の謝罪もなく『電力不足』をこれをチャンスと叫んでいる国や電力会社」といろいろ思うことはありますが、とにもかくにもこれ以上悲惨なことが起こらないでほしいと心から祈っています。
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