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2011年3月30日 (水)

第3誘導路許可処分取消訴訟 第1回口頭弁論開かれる

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 3・27全国集会の余韻も冷めやらぬ昨日29日、国交大臣による第3誘導路建設の許可処分の無効と、空港会社による工事の中止を求める「第3誘導路許可処分取り消し訴訟」の第1回口頭弁論が千葉地裁で開かれました。裁判長は、市東さんの農地法・行政訴訟を取り仕切っているのと同じ人物で、「聞いている顔」をしながら、訴訟の期日指定を2回ずつ指定しようと「拙速裁判」の意図を隠そうともしない男で、気を付けないと・・・。

 原告は北原事務局長、市東さんほか反対同盟16人。被告は国と成田空港会社です。被告側代理人は10人以上、仰々しく並んでいました。

 11329_2 法廷では冒頭、北原事務局長から原告団を代表しての意見陳述です。北原さんは、第1に、第2誘導路建設の時にも安全性などの指摘をしたにもかかわらず強行し、結局、今頃になって「安全性に問題があり」などと言って200億円もかけて第3誘導路の建設を進めようとすることなどを指摘し、第3誘導路は全く必要ないものだ。第2に、殺人的大騒音による生活破壊、市東さんの同意が必要であるにもかかわらず強行された団結街道封鎖の暴挙による市東さんへの営農破壊など、この建設が市東さん追い出しを狙ったものだ。第3に、3・11原発事故を引き合いに出されながら、羽田国際化による需要低迷、地盤沈下は必然であり、成田空港にとって第3誘導路建設に合理性はないと。そして最後に、空港廃港の勝利の日まで闘いぬくと宣言した上で、裁判長はまず現場検証をするべきだと要求されて陳述を終えられた。

 11329_3 葉山弁護士を先頭に、遠藤、一瀬、大口、長谷川、浅野の各弁護士から成田空港の歴史的経過や暫定滑走路がICAO条約と国内の航空法に違反していることをはじめとした請求の骨子が述べられました。請求の趣旨は、①国交大臣による2006年許可処分(暫定滑走路北延伸と東側誘導路)の無効確認、②国交大臣による2010年許可処分(西側誘導路=第3誘導路、横堀地区誘導路、「へ」の字誘導路改良工事)の無効確認、③成田空港会社は暫定滑走路、東側誘導路を使用してはならない、④西側誘導路(第3誘導路)、横堀地区誘導路の工事をしてはならない、⑤「へ」の字誘導路改良工事をしてはならない、の以上です。

 被告が提出した準備書面で、「反対同盟に当事者能力がない」とか、暫定滑走路で起こったオーバーラン事故や接触事故などがそれぞれ事故、事案、事例と使い分けられあたかも「事故でない」かの装いをすることは原発事故に見られる「安全性」に対する国の姿勢に底通するものだなどと、口頭での求釈明が求められましたが、相も変わらず「文書で」と逃げる国側、空港会社側代理人に対する「口頭弁論だろうが!答えろ!」と怒りのヤジが傍聴席から飛び交います。

 最後に、予想した通り、第2回口頭弁論は6月17日(金)、第3回口頭弁論は9月6日(火)と2つの期日が指定されました(時間は、いずれも10時30分開廷)。

 法廷後、場所を移して「記者会見&報告会」が開かれました。冒頭、あいさつに立たれた北原事務局長は、「いつも裁判に勝って判決に負ける。三里塚闘争は勝利しなければ終わらない」、「原発はやめさせましょうよ。核は絶対にダメだ」、そして福島の住民が自分の住んでいたところに入れない現実への怒りなどを語られたました。「こういう状況ですので、4月3日の恒例の花見交流会は中止します」と発表されるとともに、弁護士の皆さんへの謝辞を述べられました。

 続いて弁護団から、「この種の裁判は非常に難しい」。「67年4月に提訴した当初の工事実施計画取消訴訟」などいずれも長期にわたったことに触れながら、「長期になろうが勝利に向けて全力で闘いぬきたい」とこもごも決意が語られました。

 11329_4 最後に、萩原事務局次長から、「一昨日、いろいろある中で重要な確認がなされた集会だった」とされた上で、4月もまだいろいろ裁判があるが、「5月20日の判決公判に大動員、大結集をお願いしたい」。「空港は1060ヘクタールとして計画された」が、北延伸、第2、第3誘導路、駐機場の拡張などで「1割以上の拡張が行われたんじゃないのか」と弾劾。「こんなことが許されるか」「第2と第3の誘導路で約500億円だろ」「今の状況でさえ、外国から乗り入れるのかどうかが協議されている。その状況の中で第3誘導路などいろいろの施設がせっせ、せっせと考えられ、東京からの時間を短縮するにはなどと・・」「東京の電波塔が600メートルだとか、頭がどうなってるのかかち割って見てみたい」「2番目ではどうかだとか言ってるけれども、我々は5番目だっていいでしょうが。政治は5流、経済は最低でしょ。これで1番になろうなんて時代じゃない」「空港をやろうたって、福島がどうなるかわかんない。だったら、重機やカネをつぎ込んで救済するべきじゃないか」「空港の第1は観光だろう。誰がこんなとこに観光に来るか」「第3誘導路は逆流するようなものだ」「40年やってきて、反戦・反核の闘いが正しかったことを今証明したんだ」「根を張って闘っていきたい」と怒りを語られて報告会を終えました。

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