日米合同演習に思う
日本周辺で3日から今、日米合同軍事演習が8日間の日程で始まっています。沖縄では、琉球新報が「日米共同演習始まる ホワイトビーチに艦船集結」、沖縄タイムスが「軍事一色の島『異様』 日米共同演習」と、それぞれ大きく報じました。
私たちヤマトの「朝日」など大新聞とは全く違います。今回の日米合同軍事演習は過去最大規模で、米原子力空母「ジョージワシントン」をはじめ、米軍から約1万人、艦艇約20隻、航空機約150機。陸海空自衛隊からは約3万4千人、艦艇約40隻、航空機約250機が参加しているという(琉球新報より)。
中国の脅威、「抑止力」を口実に、これまで「ソ連脅威」を口実に作られていて北方重視の自衛隊が、「中国脅威」あるいは「北朝鮮脅威」を口実とした南西展開を軸に再編されようとしています。具体的に沖縄において、与那国への200人の自衛隊の配備を端緒に、「島嶼防衛」の名のもとに沖縄に2万人の自衛隊配備が目論まれています。日米安保体制の名のもとに、こうしたことがどんどん進んでいることに私たちヤマトは、重大な危機感を持って見据えなければなりません。
その状況の中で、こうした演習が行われるということが、どういう意味を持つのか考えるべきではないでしょうか。
しかも、つい先日、「米軍基地撤去」をめぐって沖縄県知事選挙が行われたその状況を承知で、沖縄を軸にこうした演習が目論まれていたことを私たちヤマトは考えなければならないのではないでしょうか。
「南西地域」への自衛隊の配備と、こうした演習を沖縄を軸に行うことによって、「抑止力」、「基地の島、沖縄」ということを固定化しようとしていると考えざるを得ません。
沖縄県民の文字通り島ぐるみの「基地撤去」の願いを踏みつぶそうとするこのような攻撃が、県知事選直後に強行されたことに怒りをもって糾弾せざるを得ません。今こそ、沖縄のみなさんの闘いに応え、ヤマトにおける「日米安保はいらない」という大きなうねりを生み出さなければなりません。
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