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2010年12月15日 (水)

12・14ウリハッキョ緊急集会

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 昨日14日、大阪の東成区民センターホールを一杯にする500人が集まって、「政府は『すべての子どもの高校無償化』方針をまげないで!大阪府は『私立外国人学校振興補助金』の無条件、即時『支給』を! 12・14緊急集会」が、この問題に取り組んでこられた日本人の呼びかけで開かれました。

 集会は、最初に先日高校ラグビーの大阪大会の決勝で朝鮮高級学校ラグビー部が優勝し、全国大会出場を決めた試合を短く上映し、祝いました。

 101214_2 その上で、南大阪朝鮮初級学校アプロハムケ代表で日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪の共同代表である有元幹明さん(右写真)が主催者を代表して、冒頭「今日の集会はやりたくなかった」。しかし「年を超えてはならないということで緊急に開いた」「橋下のようなファシストを許すことはできない」「今年度支給されなければ、(大阪府の補助金は)消えてしまい、復活させることは非常に難しくなる」「国はうろたえている」「なぜ朝鮮半島情勢が子供たちに影響するのか。こんなことは許されない」と挨拶されました。

 主催者からの集会に至る経過報告がされた後、アピールが続きます。

 まず大阪の高校ラグビー大会で優勝し、全国大会での優勝を目指して合宿中の和歌山から駆けつけた大阪朝鮮高級学校ラグビー部のキャプテンが、「同胞のみなさんと、ここに集まった日本の人々の応援に支えられている」と謝辞を述べた後、「ウリハッキョ(私たちの学校)は、私たちの宝物です」「このウリハッキョで育ってきた誇りを胸に、全国制覇に向け頑張ります」と元気に挨拶をされました。

 続いて、城北朝鮮初級学校のオモニ会会長が、「お金のことではない。日本の子どもたちと、これからも日本で暮らすであろう在日の子どもたちの扱いがここまで違うのかと腹が立って、腹が立って」と切り出され、これまでの闘いの経過を語られた上で、「子供たちが自分が朝鮮人であることを当たり前に受け入れ、母国語が話せ、同法の子どもたちと一緒にいる、この普通のことのようですが、これがどれほど素晴らしいことか」と。そして「狭いウリハッキョで子供たちは自信を持って遊び、学んでいる」「こんな差別は許されません」「日本の子どもたちにもいい影響はありません」「恥ずかしくないのでしょうか」と語りかけられました。

 後は、各地で朝鮮学校を支える活動をしておられる各地の「アプロハムケ」や「支える会」の代表、あるいは会場の参加者が、次々と立って、日本政府に対する、そして橋下大阪府知事に対する怒りを、闘いの報告とともに明らかにされました。

 最後に、菅内閣総理大臣と橋下大阪府知事への要請文を会場全体で確認、採択して集会を終えました。

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