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2010年11月20日 (土)

鈴木さんの一坪裁判口頭弁論 (11月18日)

101118 11月18日、鈴木さんの一坪裁判が千葉地裁で開かれました。

 鈴木幸司さんが逝去されたことに伴い一坪共有地継承手続きとして、「三里塚地区周辺に土地をもつ会」は、会則13条の「会員が死亡または脱退したときは、その共有地の持ち分は本会の理事会が空港反対の意思を持つものを指定して取得させるものとする」に基づいて鈴木謙太郎さんと加代子さんが継承するとしています。

 ところが原告の千葉県側代理人は、単なる個人の財産相続として処理し「全面的価格賠償方式」を適用して処理を進めたいとし、それを受けてあの天神峰現闘本部裁判で2・25反動判決を強行した仲戸川裁判長は、加代子さんの継承を認めない、つまり「土地をもつ会」所有を認めたくないという意図を露骨に示しています。この日の口頭弁論が、この点での原告、被告双方の意見を求めるという形になったため「被告」が決まらないために実質審理が進まないという事態になりました。この「土地をもつ会」をめぐる論点は、判決の時点での判断で済まそうとしていた裁判所の意図が、鈴木幸司さんの逝去でこの時点で判断を明らかにしなければならないところに追い込まれたという点で、一つのこの裁判の大きな山場になったと言える事態となっています。

 この日、反対同盟弁護団は、裁判の争点をめぐる民法学の専門家の意見書を提出し、同時に第20、21の2つの準備書面を提出し、その意見表明を行いました。まず第20準備書面では、「全面的価格賠償方式」を適用する上で最高裁が求めている「特段の事情」という点で、千葉県の根拠(土盛りしてNAAに売却する)が意図している「抽象的必要性」では「客観的合理性」は認められない。権利の乱用である。そもそも成田空港の国際機能が低下しているなどが主張されました。第21準備書面では、成田空港の貨物取扱い量のこの2年の低下の現状を指摘し、新たな貨物ターミナルをNAAが作る必然性などない、成田空港の衰退、没落は明らかであり、そもそも国交省の成長戦略なるものは希望的観測に過ぎない。101118_2 また原告側が、中曽根が「軍事使用を拒絶している」などという主張は虚偽の主張に過ぎないなどが主張されました。

 裁判後、控室で報告会が行われ、「被告」をめぐる論議によって「土地をもつ会」所有問題をめぐった重要な山場に裁判が入ったことを確認し、次回3月10日の口頭弁論の重要性が確認されました。鈴木謙太郎さん、いとさん親子の「頑張ります」という挨拶のあと、萩原進事務局次長から「次回、山場として大結集をお願いしたい」という訴えで終わりました。

 次回口頭弁論は、3月10日(木)午前10時半から、千葉地裁601号法廷です。

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