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2010年11月30日 (火)

沖縄県知事選挙闘争に行って

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 24日の昼から出かけ、沖縄県知事選挙の最後の3日間と投票日を沖縄で過ごし、昨日夕方に帰ってきました。結果はご存知の通り非常に残念な敗北に終わりました。(最初の写真は、27日夜の新都市での最後の決起集会が開かれる前の様子。)「沖縄の未来を拓く市民ネット名護」の皆さんとずっと一緒に動かせていただきました。

 101125 25日(木)は、まず7時ごろにキャンプシュワブ前の座り込みの現場に。6月に伺った時には120枚余りだった全国からのいろいろな横断幕、激布が、160枚を超え、キャンプシュワブの金網に張り付けるのに30分近くかかります。終わりころに、宜野湾の市長選挙の応援に駆け付ける前の稲嶺進名護市長が、この現場に駆けつけ、参加していた40人余りの一人一人と握手(右写真は、嘉陽のおじいと稲嶺市長が握手)。

101126  それから那覇に向かう。国際通り、国道58号沿い、県庁前での伊波洋一候補と稲嶺市長の街頭宣伝の周りで、のぼり旗をもちながら手を振り道行く皆さんに挨拶。最初は少しぎこちなかったが・・・(左写真は国際通り、右下は県庁前で辺野古の「守る会」の横断幕も)。

 今度は、金武町でチラシのポスティング。ものすごいアップダウンに息が切れながら・・・。しかも、起伏がありすぎて、自分がどこにいるのかわからなくなり迷い子。車で迎えに来てくれてほっ。101126_2

 名護の「市民ネット」の事務所で一休みした後、その近くの交差点で夕立ち。手を振ってお辞儀をするのだが、4~5台に1台ぐらいから手を振ってくれたり、会釈の返事が。力をもらってお辞儀がだんだん深くなる。

 26日は7時過ぎから名護の58号線の交差点で朝立ち。統一選対が中心で50人くらいかな? 終わってから名桜大学の前の交差点で「選挙に行きましょう」「伊波さんをよろしく」と。ジュゴンのパフォーマンスも。その後、名護市内のポスティングに。101127_2 一休みしてからもう一度名桜大学前で昼立ち。お昼休みの後、事務所近くのポスティング。小さいパン屋さんにおばあが座っていたので、入っていくと、厳しい表情で「誰?」と誰何される。思わず緊張しながら「伊波さんをよろしく」というと、にっこり笑って手を挙げてくれて、ほっ。最後は、事務所近くの交差点での夕立ち。

 27日は、名護の伊波陣営全体で朝立ち(左上写真、中央の手を振っているのが東恩納琢磨市議)。それから名桜大学の下宿やマンションへのポスティング。101127_4 一休みしてから那覇へ。中央選対がある事務所に集合して、時間が早すぎて休憩。三々五々に各地の「市民ネット」の皆さんが集まってきて、風船デモで、夜の決起集会が行われる新都市まで。結構長い距離のデモ。

 新都市の大きな交差点の4隅に、それぞれ黄色いのぼりや、黄色いTシャツを着た人たちを中心に、集まってくる。1000人くらいだろうか。

 101127_7 夜が遅い沖縄でもさすがに暗くなりだした6時に集会が始まった。照屋寛徳さんや糸数恵子さんなどの挨拶が次々と。遅れて駆けつけた伊波候補が演壇に(左写真)。熱気が高まり、盛り上がる。

 集会の最後に団結ガンバロウをした後、伊波候補が集まった人々の渦の中に。一人一人と握手をしていく(右下写真)。すごいうねりが交差点のそれぞれの角で起こっていく・・・。101127_8

  やっと終わったかなと思ったら、風船デモで終始「伊波コール」を続けておられたまよなかしんやさんに、ここでこそやるべきと声が。唄い始めたまよなかしんやさんの周りに人垣が。歌に合わせ踊りだす人も。子供たちも踊りだす。3曲唄い終ったところで、子供たちから「アンコール」の声。もう一曲(左下写真)。

 101127_9 それから帰ろうと車を置いている中央選対の建物に。すると、これから候補者が帰ってくるのだという。安次富浩さんなど40人くらいの方々と出迎え。奥さんと、二人の子供さんもたすきをかけて伊波候補と一緒に。4人が残っていた一人一人と握手をしていかれる(右下写真)。最後にご家族で記念写真。101127_10

 翌日は、投票結果が出るまではおやすみ。私は知花昌一さんにお会いするために「やんばる」の森の南にある山奥に、辺野古のテントの人たちに連れて行ってもらう。辺野古や高江の座り込みを続けておられる節子さんの家の屋根が台風で飛んでしまったので、皆さんで茅葺をやりなおしておられるのだ。

 行くと、少し遅れて知花昌一さんと知花盛康さんもお孫さんと一緒に。合わせて10数人が集まってこられた。101128 命綱をつけて屋根の上に上がり、下から茅の束を上げて、横木を置いてひもで固定していくのだが、初めての私には物珍しく、必死でお手伝い。周りに生えている茅を切ってきて束ね、そのまま上にあげていくから重いこと(右下写真は束ねられた茅)。

 昼休みに、昌一さん、盛康さんと三里塚の現状などを報告し話し合うこともできて、沖縄行きの一つの大事な仕事が済んでほっ。夕方、作業が終わるころには疲れでふらふらに。101128_2

 それから名護の「市民ネット」の選対事務所に。安次富浩さんを始め、長い選挙戦を闘いぬいてこられた皆さんが集まってこられる。結果は、予想外の投票率の低さで、残念ながら伊波候補の敗北だ。宜野湾市長選がかろうじて勝利したことで、踏みとどまることはできた。

 最後に安次富浩さんから、「我々は負けているわけではない」「おじい、おばあの悔しさをばねに明日からの闘いをやろう」とのまとめがあり、散会した。

 敗けた悔しさはありますが、名護の皆さんの支えと励ましで、楽しい4日間を過ごすことができ、沖縄の新基地建設反対、普天間基地即時撤去の闘いへの大きな私なりの足掛かりを作れたことを強く感じながら帰ることができました。ありがとうございました。しかし、今日も体の節々の痛みと疲れが残っています。

 (追記)選挙の総括的なものは自分の荷ではないと思い、絵日記的な報告となりましたが、目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/03ba127a33693bdf23843a04e4d0ade5に、当を得た総括的な内容と提起がされていますので、ぜひご覧ください。

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