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2010年10月16日 (土)

10・10三里塚  基調報告  萩原進さん(その2)

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 何にしたってね、1000兆円に達する借金を抱えて経済大国日本が奈落の底に落ち込んでいるわけですよ。そのためにはどうするのかと言ったら、彼らは一方で戦争政策を掲げながら、それで戦争ができるのかと言ったら、これはまた中国を相手になかなかできることではない。だけどもそのことを押し込んで行かなければならない脆弱な体質、迷走した政策、迷走する政党。これが今の民主党政権です。だから、民主党政権打倒を高々と掲げて闘いぬきましょう。101010_2

 そして三里塚闘争をこれからどうしていくのかということは、第1には断固として現地闘争を闘いぬくということであります。そしてそれと並行して裁判闘争をこれと一体のものとして激しくたたかう。対極的に見れば、現地闘争もさらに勝利を勝ち取ることができるのです。

 第2に、先ほど言いましたけれども、民主党政権打倒を掲げて、そのために労働運動、労働組合はもちろん、反戦・反核、住民運動、環境問題も含めた市民運動、すなわちあらゆる階層、階級、戦線とのね連帯を深めていく闘いを自分たちは作っていきたいと思っています。

 民主党政権はあらゆるところで矛盾だらけです。ですから先ほど言いましたように、あらゆる戦線をとりこんで闘っていきたい。

 第3に、農地強奪、農業潰し阻止をはっきりさせて、アジア侵略のためのFTAに反対して、戸別所得補償なんてのはセットなんだと。そして、市東さんの農地取り上げは、そういう意味では農家の縮図なんだと。その先頭に立って市東さんは闘いぬき、その先頭に立って反対同盟は闘っているんだということを鮮明にさせる、そういう働きをもっともっと強くやっていきたい。

 われわれはそういう意味で、この5年間で70何万人が離農したと発表されましたけれど、65歳以上、90歳以上を含めてね、6割以上を占めてるんですよ。昨日亡くなった者がいるんですよ。明日亡くなる者がいるんですよ。いわゆる離農予備軍を含めて、この5年間で100万人が移動したと言ってもいいような状況なんですよ。これは由々しき事態なんですよ。101010_3

 今朝も反対同盟の実行役員会の中で発言しましたけれども、成田市でも農業後継者というのは5人いませんよ。全国で1000人いませんよ。これが3年たったらやめちゃうんですよ、また。これで農業、できますか。これは農民が悪いんじゃないんですよ。そういう風に仕掛けた政府の、自民党政府、民主党政府が今やろうとしている農業政策がそれを招いた結果なんですよ。それを食糧をアジアから買い、ほかの国から持ってくればいいんだと。そのために自動車を輸出して、関税を安くして農産物をどんどん輸入すればいいんだと、そういうやり方を展開しようとしている。そんなこと許せるわけないです。ですから、我々は闘うんです。ですから空港が国策なのか、農業が国策なのか比べてみろと、今だからこそはっきり言える事態だと思うんです。

 第4に、そういう意味では日本の各地で、あらゆる各地で闘いぬいている、あらゆる戦線で闘いぬいている、そういう中で沖縄をはじめとする反戦・反基地の闘いとの連帯であります。今日は、安次富さんが来られていて発言されますけれども、とりわけ沖縄における問題というのは、本土の人民がいかに決起するかということに結論的に言えばかかっています。いわゆる沖縄の人々の中にいろいろ意見があろうとは思います。先の市議選で勝利し、今度の知事選で絶対勝利するようなね、闘いを今、展開してるわけですよ。だけども、われわれは沖縄の人たちの声を率直に聞き、それを学びながら沖縄の人たちとの連帯を勝ち取っていく。そして本土でその渦を作っていく。そういう闘いを展開したい。その旗振りを三里塚でやりたい。三里塚の勢力が本土でその旗振りをやっていく、そういう闘いを展開していくことを、この三里塚闘争の中で第4に求めたいと思います。

 第5に、一番肝心なところであります。労農連帯とインターナショナルであります。

 農業、あるいは食糧問題は、これは1国では解決できません。非常に難しい問題であります。しかし、全世界の圧倒的な人口は農民であります。日本は確かに少ないです。だけども、全世界の比率から見たら、労働者より多いです。そういう意味では、農民階層の闘い、農民の姿というのは過去の残存物ではない。組織体制の中で位置を確固として築いて、そして闘いぬいて三里塚のように築いてるわけです。これを労働者とともに闘いぬいていく、それを農民が求めていく。そして労働者がそれと一緒になって闘いぬいていく、それをインターナショナル的に展開していくということが重要だという風に思います。101010_5

 今日、後で関西生コンのアピールがあります。彼らはほんとにゼネコンを相手にして、長期のストを打って、そして死闘を展開しております。その最中ですので今日来ることはできませんという形で、今日アピールを送りますという形で本日の集会への参加をいただきました。千葉における動労千葉の闘い、そして関西におけるこういう生コンを先頭とする闘いと我々は一緒になって闘いぬく。

 そして前々回の集会でも言いましたけれども、JR東日本が農業部門にまで参入して、鉄路の収益の4割くらいまでそういうものを持ち上げていくというようなことを言いましたけれども、今度新たに成田新幹線構想が破産して、成田高速鉄道を作るんだという形で、JRは線路を作り上げたわけですね。そして、そのために自然を破壊し、農地を奪って、そして都心まで30何分だというかたちで世論をごまかしているわけです。だけど日暮里まで30何分だ。そこまで来るのに何時間もかかるわけですから、同じことなんですよ。嘘を並べてるんですよ。だけども、その鉄路を違う会社に貸してるんですよね。いわゆる丸投げなんてもんじゃないんですよ。こんなやり方をやる。そこには労働者、運転手もいるわけですよ。首切りとか何とかがある。農民が農地を会社に買ってもらうのと同じなんですよ。そんなことで自分が農民だと言いきれますか。そうじゃないでしょう。そんな会社はぶっ潰さなきゃならん。動労千葉と一緒になって、共同闘争を、JR東日本に対する闘いを展開しなくちゃならん。

 ジェット闘争でやったように、今まさに、飛行場に来るお客を列車で運ぶ、そのことを通して今日の農地強奪を手助けする、ジェット闘争と同じような位置をもっている鉄道経営をJR東日本がやろうとしている。こんなことを我々は許せない。これを動労千葉と、文字通り労農連帯の闘いとして展開していきたいと思います。

 雑な言い方で並べましたけれど、自民党政権を引き継いだ民主党が、やればやるほど彼らが泥沼の中に引きずり込まれている現在の状況を我々は的確に見据えて、そして空港政策がそういう中で打ち出されている政策だということを見極めるならば、我々はやっぱり勝利することができる、そういう展望を打ち出すことができるんだということを確信しながら、最後に、農地裁判、一坪裁判、とりわけ、11月5日、東京高裁の本部裁判に対して、高裁を包囲するようなデモをやりたいという風に思います。それに対する決起を促して基調報告に代えさせていただきます。

 

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