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2010年10月12日 (火)

10・10三里塚全国集会

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 10月10日、三里塚現地に沖縄を始め全国から1560名が結集して、全国総決起集会が勝ち取られました。

 この前日、私たち関西実行委員会の永井代表、山本世話人をはじめ5名は、沖縄の「市東さんの農地を守る会」を代表して参加された安次富浩さんと品川で合流して三里塚現地へ。待っていただいていた萩原進さん、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さんと一緒に本当ににぎやかな交流会。美味しい料理とお酒に舌鼓をうちながら、沖縄の闘いをはじめ、この間の「尖閣列島問題」など様々な話題が飛び交いながらの素晴らしいひと時でした。いったんはお開きをしましたが、飲みたらない安次富さんと私は、市東さん、鈴木さん、新たに駆けつけた太郎良さんなどとカラオケを交えながらの二次会が深夜まで続きました。101010_2

 翌朝、恒例になった北原鉱治事務局長宅に。関西からきた人々20名近くと、元関実世話人の森田恒一先生も駆けつけてくださり、座敷から縁側まではみ出しての交流会が1時間余り行われました。冒頭は北原さんからの「第2基調報告」。沖縄との1972以来の交流の経験でのお話など、話は尽きません。永井代表、沖縄の安次富さん、山本先生、森田先生、そして若い労働者からの想いを聞いて交流会を終えました(右写真は、話される北原さん)。

 安次富さん、森田先生、そして永井さん、山本さんは反対同盟の実役に合流。私たちは、雨の中、会場へと向かいました。昨日来の激しい雨で会場は田んぼ状態かなと不安でしたが、思いのほか水はけがよく、ほっと一安心。しかし、座った椅子はどんどんめり込んでいく。101010_3

 集会は宮本麻子さん、萩原富夫さんが司会で、93歳になられた森田恒一反対同盟員の開会宣言から始まりました。北原事務局長からの主催者あいさつ、萩原事務局次長からの基調報告で、この日の闘いの持つ意味と闘いの提起が行われました。

 続いて、特別報告として、動労千葉の田中委員長、沖縄・市東さんの農地を守る会の安次富浩さん、関西実行委員会から永井さん、山本さん、そして全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部からの初めてのメッセージが紹介されました。

 次に「労農連帯 農民アピール」が、この6月、86歳の人生の大半44年を三里塚闘争の中で闘いぬかれ亡くなられた鈴木幸司さんの遺志を引き継ぐという決意を込め鈴木謙太郎さんから読み上げられました。101010_5

 続いて市東さんの農地取り上げに反対する会の皆さんです。群馬の皆さん、沖縄の安次富さんもあがられ、北総のコメ農家小川さんから、続いて市東孝雄さんご本人、そして井村代表を始め各会員の皆さんからの挨拶が続きます。

 反対同盟顧問弁護団が、葉山弁護士を先頭に登壇し、全員が挨拶されました。続いて、鈴木加代子さんからのカンパアピール。

 部落解放同盟全国連、婦人民主クラブ全国協など共闘の住民団体、支援連4党派の決意表明が行われて、さあ、デモに出発です。101010_6 先頭には、萩原富夫さんが運転するトラクターを先頭に4台のトラクターがのぼりをはためかせながら続きます。反対同盟として、本当に久方ぶりのトラクターデモに、闘いへのみなぎる決意が示されています。デモは、東峰部落を抜けて、市東さん宅と、閉鎖された団結道路を横に見ながら、東横インの前でUターンするぐらいの急カーブの付け替え道路への道。デモをしながら、その長さに、成田市、空港会社、国家権力の理不尽極まる団結街道閉鎖攻撃への腹の底からの怒りがこみ上げてきます。101010_7

 また集会中とデモの最中、ひっきりなしに飛んでくる着陸機。それも、時折、これまでなかったジャンボ機も。明らかに3月28日の22万回への増便による、暫定滑走路の着陸専用化によって、着陸機の数は2~3倍に膨れ上がり、東峰地区住民と市東さんへの騒音被害、生活破壊が身に染みて理解されました。「30万回なんてとんでもない」と怒りがさらに。

 デモは、最後にフェンスに取り囲まれてしまった市東さんの南台の畑に。

 この闘いが終わればまた再び、第3誘導路建設に向けた工事が激しくなるだろうと同盟の皆さんは語っておられました。姑息な攻撃を断じて許さず、第3誘導路建設粉砕、団結道路閉鎖解除、そして市東さんの農地を守り、暫定滑走路閉鎖へ、成田空港廃港へ前進しようと、大きな決意と団結が勝ち取られました。

 詳しい皆さんの発言は、明日以降できるだけご紹介いたしますので、乞うご期待。

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コメント

寝袋をしょったような田中さんにあった。杖をついていたが、元気に歩いてイタ。歩くの、大変だったろうに。ご苦労様です。

投稿: 田中さんにあった | 2010年10月12日 (火) 09時15分

声をかけていただいて、とてもうれしかった。

集会もデモも、あまりにすごいので頬がこわばりっぱなし、どういう風に挨拶していいかとまどってしまって、申しわけありません。

竹槍で突っつけばあたりそうな鼻先をジャンボ機がかすめ、めくら鋼鈑とどこからかき集めてきたのか、カブトムシのごとき機動隊の大群が立ちはだかる殺獏たる荒野をむしろ旗をおっ立ててぞろぞろ歩く人たちに、2年ほど前、生まれてはじめて「全国労働者決起集会」にまぎれ込んだときと同じように“共鳴”いたしました。

また、まいります。

そう遠くない近いうちに予測される“強制代執行”を流血覚悟で必ず叩きつぶし、そこらの道端でいっぱいやりながらあれこればか話しに花を咲かせることが出来れば最高だ……と思っています。

頑張ろう!!

投稿: 田中洌 | 2010年10月12日 (火) 13時00分

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