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2010年10月19日 (火)

10・10三里塚  特別報告  沖縄・安次富浩さん

10425  写真は、4・25沖縄県民大会(2010年・読谷村)

特別報告 沖縄・市東さんの農地を守る会

              安次富 浩さん

 三里塚反対同盟の10・10全国集会に沖縄から挨拶ができることを誇りに思います。そして市東さんの農地強奪に対する身体を張った闘いにこの壇上から敬意を表したいと思います。101010

 私たち沖縄がどういう状況にあるのかを、少しみなさんの前で報告させてもらいたいと思います。今、沖縄は、普天間基地閉鎖、そして辺野古新基地建設を絶対に阻止するというこの闘いに大きく、大きく盛り上がっています。今、ほんとに沖縄の現状は誘致派であった自民党や公明党の県連ですら「もう辺野古には新基地建設はできない」とそういうことを言わざるを得ない、沖縄県民の、ウチナンチュウの闘いによって追い詰めてきていると私は信じて疑いません。その闘いの大きな、大きな一つの輪となったのが、4・25読谷村における県民大会(左写真)です。10425_2 その県民大会において、9万人も沖縄県民が読谷村に結集し、日米両政府に「普天間を返せ」「辺野古を、あの生物多様性豊かな海に人殺しのための基地を作らせない」、そういうメッセージを日米両政府にウチナンチュウは突きつけたと思います。

 今、日米両政府は、沖縄の我々に米軍基地、あるいは自衛隊を含めて軍事基地との「共存、共生」を押し付ける、そういう国策として私たちに突きつけています。そういう突きつけに対して沖縄は、この日米両政府と真っ向対峙をして現在に至っています。1月24日の名護市長選挙において、ようやく名護市民のこの新基地建設を許さないという思いが通じ、海にも陸にも基地を作らせないという市長を誕生させることができました。これは97年の名護市民投票のあの海上基地を作らせないという市民の声をようやく市長選挙の中で表せたものだと私は思います。

 そして今、名護において9月12日の名護市議選が闘われました。定数27名のうち新基地建設反対の市会議員が16名も誕生しました。議長、副議長を稲嶺進市長与党が就任しても、圧倒的な数で議会を牛耳ることができます。今、名護市議会は、来る19日に日米合意を撤回せよという市議会決議を採択することで準備中です。これは今、名護における闘いの一つの、日本政府、アメリカ政府にぶつけていく大きな柱にもなっています。101010_2

 そしてみなさん。私たちは14年も辺野古の海に人殺しのための軍事基地を作らせない、そして辺野古から今もイラク、アフガニスタンにアメリカ海兵隊が出動しているが、私たちは沖縄戦の体験を踏まえて人殺しの軍事政策に加担しない、そういう立場で今も闘いを推し進めています。

 みなさん。沖縄の闘いは、正に日本政府と、アメリカ政府との真っ向からの喧嘩です。この闘いは正に住民の闘いです。この住民の闘いを、私たちはあの4・25の闘いの9万余の民衆の結集と、そして5月16日の普天間基地、豪雨の中で普天間を包囲した。鳩山前政権が沖縄県民に辺野古の基地を作らせない、そして最低でも県外、あるいは国外という約束を踏みにじってきた。私たちは辺野古の闘いで県外移設ということを一度も求めたことはないです。私たちはこの辺野古の基地を作らせないと同時に普天間基地をすぐに閉鎖しろと、この普天間基地はアメリカの基地なんだからアメリカに持って帰れと、これが私たちの共通の思いです。

 Photo 11月28日に県知事選挙があります。この県知事選挙に名護で作り上げた大きな風を沖縄中に吹き荒らしていきたいと思っています。この県知事選、宜野湾市の伊波洋一市長が私たちの思いを背にして立候補をする予定で、もう出馬表明をしました。この県知事選、仲井真県知事は、今まで私たちに何と言ってきたのか。つまり沖合移設を言っていたにもかかわらず、県知事選勝利後、沖合移設から陸上案に代わり、現在は「名護市長が反対だから辺野古の基地は作れませんね」と、もう他人事のような言い方で、本当の沖縄県民の声を行政に反映するということを拒否している。それに対して私たちは彼の政治姿勢を、今、県外移設と言い始めていますが、彼の言葉に惑わされない、騙されない。

 沖縄県民は沖縄から米軍基地を、そして日米合意に基づく辺野古への(自衛隊の)18機のヘリ部隊の誘致、このことも許さない。こういう米軍と自衛隊の基地使用をさせない、こういう闘いを作り上げていきたいと思います。Photo_2

 今、民主党政権は何を言っているか。沖縄に対してこう言っています。尖閣列島問題をテコにして宮古、八重山、与那国に自衛隊を配備するということを公言しています。それはなんだ。またもや、日本が中国侵略に沖縄を戦場にしていく、出撃基地にしてこうとする悪いたくらみだと思います。そういうたくらみは私たちは断固、拒否する。この意思表示として県知事選挙に伊波洋一(右写真・宜野湾市ホームページより)を立て勝利する。このことが大きな、日本政府の私たちに対する攻撃に対する答え、回答だと思います。

 みなさん。沖縄はですね。これからも、日米両政府による軍事基地との「共存、共生」というのを、押しつけを断固拒否する。そして沖縄の未来は、私たちウチナンチューと日本の民衆の力で切り開いていく。これが私たちの基本じゃないかと思います。

 みなさん。今、三里塚というほんとに厳しい闘いを強いられながらも、市東さんの闘いによって、また新たな地平を切り開いていると思います。私たちも米軍基地との「共存、共生」を拒否し、沖縄の未来を軍事基地を、すべての軍事基地を撤退させる、この闘いと結合して、自然豊かな沖縄の海を、正に世界遺産に登録するぐらいの力でジュゴン保護区を作り、次の世代にこの豊かな海を残していく。そしてアジアの人々との協力は、米軍あるいは自衛隊などの軍事基地を日本から、沖縄から追い出す、なくす。そういうことの中からしか、アジアとのほんとの連帯というのは生まれないと思います。101010_3

 今、日本の支配者どもは、正に沖縄を足掛かりにしてこのアジアを侵略していく、中国を侵略していく狙いをもって尖閣列島問題をきっかけに先島諸島に自衛隊を配備しようと狙っていますが、私たちはこんなことで負けません。与那国町議選において6人の町会議員ですが、そのうち2人が、初めて自衛隊配備反対の町議が誕生しました。確実に、着実に、侵略体制に沖縄を利用しようとする輩との対決が作られつつあるということをこの場で報告させていただきたいと思います。

 そして私たちはこの沖縄の闘い、グアムのチャモロの皆さんと連携をし、韓国の民衆とも連携をし、そして独立運動をしているハワイの人々とも連携を密にし、この太平洋から軍隊をなくしていく、そして太平洋の島々、東アジアを本当に平和な地域社会に作り上げていく、そのためにも沖縄で闘いをこれからも進めていきたいと思います。

 辺野古の闘い、普天間の閉鎖を勝ち取ったら、次は嘉手納以南のパッケージで出されている4つの米軍基地の撤退を勝ち取っていきたいと思います。その足掛かりとして辺野古の闘いを絶対に勝利するということをみなさんにお伝えして、連帯の挨拶に代えたいと思います。ありがとうございました。

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