10・10三里塚 星野文昭さんのメッセージ
10・10三里塚集会に結集されたみなさん。ご苦労様です。
三里塚と沖縄とともに闘う星野文昭は、今年、獄中36年目を徳島刑務所で迎えています。この夏の猛暑を生き抜き、300を超える皆さんからの暑中見舞いによって、全国の闘いと、労働者、民衆の生活と呼吸しながら、シューズを作り、絵を描き、学習をし、可能な限りの豊かさで、無期の日々を闘いぬいています。
この星野文昭に対し、徳島刑務所は、3月以降2度にわたる不当な懲罰、7人の友人面会の拒否、4度にわたる私の手紙の一部削除の攻撃をかけてきました。そして9月17日には、結婚記念日に私の面会まで拒否されました。弁護士が面会しているから弁護士面会を普通面会にカウントして2回の枠は埋まるから、面会はできないというもです。84年から面会してきて、拒否されたのは初めてのことでした。
文昭とともに無期を闘い、日々勝利し、豊かさを積み上げてきた文昭と私にとって、制約された中にあるからこそ、なおさら面会と手紙のやり取りが保障されることは不可欠のことです。また秘密交通権があり、時間制限のない弁護士面会が普通面会と見なされれば、それらが奪われ再審妨害につながります。
文昭との対話と絆を深め、国賠を持って反撃しますが、全国からのさらなる抗議を徳島刑務所に寄せてください。また文明への激励の手紙もお願いします。
9月30日、星野再審においては鑑定書と補充書を提出し、星野奪還必勝の新たな地平を作り出しています。
市東孝雄さんの農地死守の生き方をかけた闘いに応え、団結街道廃止を許さず、第3誘導路を粉砕しましょう。労働者、人民の希望をかけて国鉄全国運動を広め、11・7全国労働者集会1万人結集を実現しましょう。それと一体に、11月27日、星野全国集会に結集しましょう。
星野文昭さんのメッセージ
この10・10闘争は、三里塚闘争の全蓄積と全未来を体現した市東さんの闘いが、すべての労働者、農民、人民を総決起させる大闘争となる新たな出発点に立つ闘いです。
今、過剰資本状態を、労働者・農民・人民を無権利にし、むさぼることでのりきろうとする新自由主義が大恐慌を生み、それへの財政投入が天文学的財政赤字を生み、全世界をより深刻な大恐慌・大失業・戦争の大破局に叩きこもうとしています。民営化・解雇・低賃金・非正規化による労働者への過酷な搾取、労農人民への大増税をはじめ過酷な収奪、さらに侵略戦争・世界戦争の殺し合いを強いる以外になくなっている資本主義・帝国主義の生命力は尽きています。それへの怒り、その救済に走る者への怒りは、全世界で労働者人民の総決起となって広がっています。
そして何より、生産を担い、社会を動かしている労働者、勤労大衆こそが一つに団結した力によって、資本・権力から職場、社会で支配権を奪い返して彼らを打倒し、社会の真の主人公となることで、誰もが人間らしく生きられる社会を実現し、運営する、その誇りと力が、その怒りと一体に解き放たれる時に、未来を開きます。それが、動労千葉、国鉄全国運動であり、沖縄、三里塚、法大 ― 諸闘争 ― 11月集会であり、日米韓をはじめとした国際連帯闘争です。
三里塚闘争は、権力が農民を問答無用に踏みにじることへの根源的怒りが、全労働者人民の怒りと結合すると同時に、労農連帯を深めるなかで、一つに団結した力で世の中を変える誇りと力を獲得し、それが日本と世界の労働者、農民、人民の一つに団結した力を生み出すものになっています。その確信と誇りと力を解き放ち闘い、勝利しましょう。
私への無期も、その闘いへの、その闘いを闘い続けている私への無実を承知の無期、36年投獄です。私たちの闘いの未来をかけて一つに団結した力で、再審無罪・即時釈放をかちとりましょう。
市東さんの畑の傍らで生きる「星の木」のように共に闘い、北原さんが「三里塚に来い」というように、1日も早く合流し、共に闘う決意です。
みずからとすべての労働者人民の解放へ、その力を信じ、共に闘いましょう。
(左写真は、三里塚で闘う星野文明さん。右下写真中央の木が、市東さん宅前の天神峰の畑にある「星の樹・08年8月撮影」)
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