10・29 伊波洋一さんを励ます集い
昨日、10月29日、大阪中央区民センターで「普天間基地即時撤去! 辺野古新基地建設反対! 伊波洋一さんを励ます集い」が開かれました。会場を埋め尽くし、後ろの方には立っている方々が何十人も出るという、500人を超えるみなさんの「沖縄県知事選挙」に向けた熱気が会場に溢れていました。
ちょうどこの日、台風14号が沖縄周辺に直撃し、知事候補予定の伊波洋一さん(右写真、宜野湾市ホームページより)は来ることができず、また国会報告などが予定された服部良一衆議院議員も、国会の議運の審議で間に合わないという中での開催でした。
集会は、冒頭 「母子三代民謡ショウ」が伊佐光一座によって行われました。可愛い少女の沖縄の歌と踊り、そして迫力満点の太鼓は、一気に集会を盛り上げました。
集会実行委員会を代表して開会あいさつに立たれた京都沖縄県人会会長の大湾宗則さん(左下写真)は、伊波さんが台風のために来れないことなどを紹介されたうえで、「知事選は沖縄の闘いの一つの大きな天王山になる」「(沖縄県人会の自分として)会長職をかけて闘う闘いだ」と決意を述べられました。
伊波洋一さんの知事選後援会の共同代表である社民党参議院議員の山内徳信さん(元読谷村村長、右下写真)が、この知事選のもつ意味、位置づけを、そして伊波洋一さんの決意と想いを、「沖縄県知事選についての訴え」として語られました。
山内さんは、「沖縄で勝つことが日本の未来を明るくする」とこの選挙戦の意義をまず明らかにされたうえで、1965年6月11日、読谷村でパラシュートで投下されたトレーラーによって小学生の棚原隆子ちゃんが死亡した事件などを紹介しながら、読谷村出身の沖縄教職員会会長だった屋良朝苗さんのアメリカ軍の弾圧に屈せず、沖縄の自治と人権を勝ち取ってきた闘いを語られました。 そしてこの屋良さんを初代公選主席に、そして復帰後初の県知事としていった沖縄民衆の闘いを振り返りながら、今回の知事選挙を「沖縄の新しい風を起こす第2回目の壮大な闘いにしたい」とその想いを語られたのです。
来られなかった知事選候補予定の伊波洋一さんからメッセージが寄せられ、全港湾関西地本書記長から紹介されました。「沖縄の未来を決する最大の政治決戦」だとし、「民意が直結する県政」を実現し「若い人たちに明るい未来と可能性を示そう」と呼びかけられた。そしてこの選挙を「基地の沖縄、そして日本の活路を開く」ものとし、「この知事選に勝利し、度重なる琉球処分というべき基地の固定化を強行する5・28日米共同発表を葬り去る決意です」と明快に宣言されたのです。
集会では、この後、伊波さんに代わって、山内さんが激励の花束を受け取られました。そして全日建運輸連帯労組関西生コン支部と大阪・平和人権センターの代表から、闘いの報告と沖縄知事選に向けた連帯の挨拶が行われました。続いて、実行委員会を代表して関西2府4県の後援会の立ち上げに向けた「行動提起とお願い」が行われました。
集会の最後に京都・沖縄県人会の大城敏信さん(左写真)が、三線と沖縄の唄をうたいながら沖縄への思いを語られました。
集会は、「主のいないまま」でしたが、沖縄県知事選に勝利しようという熱い思いに支えられ、実行委員会を代表した平安名常徳さんのお礼のあいさつで閉じられました。
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