上関・田浦でも夜陰に乗じ 本当に許せない!
一昨日、9月1日、上関町長島の田浦で、夜陰に乗じ仮桟橋の周りにフェンス(防護柵)が張り巡らされました。これは、4月15日~16日に中国電力の作業員が140人で押しかけ強行しようとして、祝島のおばちゃんたちを先頭にした抗議の前にできなかったものです。
昨年9月10日から開始されようとした現場へのブイ持ち込みが、祝島の漁師のみなさんの漁船をはじめとした闘いで長期にわたって阻止され続けた中国電力が、工事許可期限終了直前に夜陰に乗じて、他の場所から持ってきた中古のブイを現場に設置を強行し、工事はできたと強弁したのと同じやり方です。この闘いの中から「虹のカヤック隊」が生まれたのです。
三里塚では、夜陰に乗じ団結街道の封鎖が強行され(6月28日)、裁判で現場には誰もいない隙に市東さんの農地をフェンスで囲い込むことが強行され(7月26日)ましたが、同じ問題です。
住民の反対と抗議に何の正義性も持ち合わせない、中国電力や空港会社による「やってしまえ」というコソ泥の暴挙以外の何物でもありません。
「虹のカヤック隊」のTさんは以下のように訴えておられます。
―― 今朝7時半に浜に降りると、桟橋の周りにぐるりと防護柵が張られていました。
夜中か明け方に、こっそりと作業したのでしょう。
(中電さんは今日の午後、朝5時すぎから作業を始めたと発表したと聞きましたが、そんな短時間では到底できそうにない作業でした。)
私達の荷物は桟橋の横に出されていて、一週間以内に撤去しないと処分する意の貼り紙がありました。
浜には中電が30人ほど待ち構えていて、何時からやったかなど質問しても答えなかったり、作業に汚いも何もありませんなど言い残し、説明しましたからと言ってすぐに帰っていきました。
姑息な作業、悔しいです。
まだ工事が始まっていないのに、桟橋周辺を囲って立入禁止にするのは、海岸の自由使用の妨げになると思います。
午後は何もなかったです。
これからも、焦らず粘り強く抗議していきたいと思います。
(詳しくは「虹のカヤック隊」ブログ http://ameblo.jp/nijinokayaker/ をご覧ください。最初の写真は、同ブログから無断転載いたしました。)
祝島のみなさんは、昨年9月10日に始まった闘いから1年がたったことを期して「上関原発のための埋め立て阻止・田名埠頭現地行動開始1年 もうやめた上関原発!を中電に求める集い(仮称)」を9月4日、午後1時から、平生町田名埠頭で開かれます。行ける方は駆けつけてください。下の写真は、その昨年の闘いの様子です。
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