今週の産直野菜(9月12日)
箱がめっちゃ軽い。そして中でゴロゴロ動いています。「えっ?」と思って開けると、左のように、なす、ゴーヤ、じゃがいも(北あかり)、オクラ、ピーマン、シシトウの6品。
厳しい暑さと雨がない中で、これまでたくさんの野菜が届けられてきたのを、かえって不思議にさえ思っていたのですが、ついにまともにその影響が出てきたなと納得。一昨日、萩原さん、市東さん、鈴木さんに天候や畑の具合をお聞きしていただけにその感が深いです。8日から9日の雨は、それなりには降ったものの、それで土の中で育ち始めたはずのサツマイモなどが息を吹き返してくれればいいのだがと言っておられました。「農家便り」にもありますが、急いで大根など秋から年末の野菜の植え付け、種まきが、始まったようです。いつも10月末にある生産者と消費者の交流会である「芋ほり大会」がどうなるのだろうかと心配です。
産直野菜が今日になったのは、昨日、私が忙しかったからです。昼前に出かけて、尼崎で開かれた映画「月下の侵略者」を観て、そのあとの孫敏男さん(右写真)の講演をお聞きしました。孫さんは、「文禄・慶長の役」による虐殺の現場や、それによって連れてこられた陶磁器の陶工、そして神戸に強制連行されてきた人の郷里などをスライドでお話ししてくれました。それから飛んで帰って、六甲で神戸空港の中止を求める市民の会の例会の準備です。
市民の会の例会では、10月26日の大阪航空局との話し合いの打ち合わせなどを行いましたが、特別報告として、神戸学生青年センター館長の飛田雄一さん(左写真)から、「南京を訪ねて」と題したお話を伺いました。 15年ほど前の丸木位里さんご夫婦の巨大な南京大虐殺の絵などの展覧会を神戸でしたとき、「南京に行ったことがない」という声から始まった毎年8月15日を挟んだ14回にわたる南京訪問の報告でした。今年の夏は、4人の大学生を交え24人ほどが参加し、南京のあと、中国東北部(旧満州)の延吉と白頭山を訪ねられたそうで、初めて見るそれぞれの写真にほんとうに惹きつけられました。
なかなか中身の濃い8時間でした。そして、様々な映像と写真から、非常に貴重な宝物を自分の中に取り込めたような思いです。朝鮮、中国の人々とともに、真の意味で歴史に向き合い、自らの立ち位置とありようを作らねばという想いを深めることができた一日でした。準備していただけたみなさん。本当にありがとうございました。
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