コープムービング労災解雇争議に参加して
炎天下の昨日、真昼に、神戸の住吉にあるコープこうべの本社に、労災解雇争議の抗議の包囲デモと申し入れ行動が行われ、参加してきました。何しろ自宅のそばであり、生協の組合員であるだけに「万人は一人のために。一人は万人のために」をうたい文句にしていながら、住民、組合員のことを忘れ、あこぎな利潤追求の巨大企業となれ果てたコープこうべが酷いことをやると怒りをもって参加してきました。しかし、すごい暑さでした。
近くの住吉公園で開かれたデモの前の簡単な集会。みんなは木陰に入り涼みながら。
石田委員長から簡単な経過の説明。それによると、「当該のA君は、コープこうべの宅配の営業ドライバー。所属するコープムービングは生協の100%資本出資の会社。入社直後、労災にあいぎっくり腰になった(2007年暮れ)。所長に報告し、転居先の営業所で対処してくれと申し入れ。しかし配転先の所長も労災手続きを放置。つぎに高層マンションのエレベーターが点検修理で止まるため、代替え要員を出してくれと要求したが、これも放置されて階段で2次災害、2ヶ所の重度のヘルニアで体に打撃。 部長が8万円の賃金カットの雑用につけと追い出しにかかる中で、Aさんは組合に結集」と。
団交で、会社の労災隠し・安全配慮義務違反を追及する中で、解雇通告が強行された。正確には正社員募集であるにもかかわらず、契約社員として「雇い止め」。不当労働行為は明白。仮処分裁判では、地裁で勝訴。高裁で暫定和解、現在地位確認と損害賠償の最終局面。宣伝カー、社前抗議闘争、看板闘争、コープ総代会宣伝、宣伝ビラまきなどと裁判闘争を2年近く戦っている」と説明された。
当該のAさんもあいさつされた。各地から駆けつけた各組合から、連帯と各職場での戦いの報告のあいさつが続けられました。参加したのは、近くの東灘の住民3人(私も)などを含め30人でした。さあ、デモに出発です。
猛暑の中、「労災による解雇は違法だ」「解雇を撤回しろ」「生協は、看板が泣くぞ!」などとシュプレヒコールを上げながら、当該のAさんがゆっくりしか歩けないためにゆっくりと進む。すぐに生協最大の店舗シーアが見えてくる(右写真)。北側のビルが目指す生協本社だ。
デモは、住吉駅で乗り降りする、あるいはシーアで買い物する市民の注目を浴びている。ここまでされて恥ずかしくないのかと思う。コープこうべに恥ずかしいとか、設立者の賀川豊彦や看板に恥ずかしくいとかのごく普通の感性はないのかと本当に思う。
デモはコープ本社の周辺を一周したうえで、生協本部の正面玄関を訪れ、石田委員長と当該のAさんから申し入れを行った(最初の写真)。
この15年、阪神淡路大震災以来、被災地連絡会として関西合同労組のみなさんと一緒に闘ってきた。集まった住吉公園周辺は、震災で魚崎などとともに東灘では最もひどい被害にあった地域だといったことを思い出しながら参加していました。
今日は、その被災地での3労組の「納涼の夕べ」だ。参加して交流を深めようと思います。
この1週間は、動かないパソコンとの闘い。壊れていないのですが、突然動かなくなる。いろいろ処理を人にも聞きながらするのですが。いったん動いてもすぐ元の木阿弥。ついにあきらめて新しいパソコンを購入しました。今日は、その初信です。9・19三里塚と沖縄を結ぶ関西集会、10・10三里塚、そして現地闘争に、「関実・三里塚ブログ」も「盆休み」を離脱して、さあ、頑張ります。
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