緊急現地闘争(7月31日)と、今週の産直野菜
昨日、7月31日、三里塚現地で「農地囲い込み弾劾!第3誘導路粉砕」の緊急現地闘争が反対同盟の呼びかけで開かれました。詳しくはすでに反対同盟ブログに映像が掲載されていますのでそちらをご覧ください(http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/2010/07/post-167.html)。
市東さんのお宅の南側にある開拓道路南端の会場は陰一つない道路。猛暑の中、反対同盟と現地支援連を中心にした人びとが集まりました。集会は、鈴木謙太郎さんの司会で始まり、先ず烈々たる闘争宣言が萩原富夫さんから読み上げられた(「10.7.31闘争宣言.pdf」をダウンロード )。 続いて北原鉱治反対同盟事務局長から、反対同盟を代表しての挨拶。「三里塚からはじめよう」とまとめられました(右写真)。動労千葉の滝口さん、関西実行委員会の私の挨拶の後、現地支援連4党派の決意表明があって、さあ、デモに出発です(最初の写真が、デモの先頭の反対同盟)。
デモは、市東さんが団結街道が封鎖されたことによって通ることを強制されている「付け替え道路」へのデモだ。ホテル東横インの前の「ピンカーブ」は確かに危険だ。そこで機動隊が挑発的な規制をしてくる。反対同盟と一緒に歩いていた私にも盾をくっつけぐいぐいと押してくる。ただでさえ暑くて汗がタラタラ流れるところに熱い盾がおしつけられるからたまったものではない。 押し返し、抗議した。小見川県道との交差点を過ぎて少し行くと、市東さんの畑に行く「付け替え道路」が右側に見えてくる。居並ぶ機動隊の車両や機動隊員の姿に怒りが爆発しそうになる。左写真は、この道路から市東さんの南台の畑に入る市東孝雄さん(中央)、萩原進さん(右)、萩原富夫さん(左)です。
市東さんの南台の畑の西端に入り、そこで、市東さん、萩原さんから挨拶と提起が行われてこの日の闘いを終えました。 市東さんは、新たに張られたフェンスを指差しながら(右写真)、淡々と「これ以上形を変えさせないように頑張ります」「私たちの闘い方で、廃港まで持っていける」と語られました。萩原さんは、「これだけやられて、生活を破壊されて、それでも勝つ展望はあるんだ」「この凄い敵の全体重をかけた攻撃に対して、圧倒的少数派が闘い抜き勝利している。これが非常に重要だ」と語られ、10月を待たずに、どんどんいろいろなデモをやり抜いて我々の意思を示そうと提起されたのです。
この日の集会があった開拓道路の近くでは整地が進み、機動隊の新たな宿舎の建設が行われようとしているとか。市東さんが言われたが、ちょっと見ないうちにどんどん様子が変わっていく、正に決戦の最中にあることをひしひしと感じさせられました。
この日の行動のために、「今週の産直野菜」が遅れに遅れて着きました。暑さで傷んでいるのではと心配しましたが、一番弱いモロヘイヤも何とか無事。現地は、久しぶりに一昨日まで2日雨が降り、「ほっとした」と市東さん。昨日も帰るころに黒い雲が来て、ポツポツと雨が来ましたが、どうだったでしょうか。この凄い日照りの中、沢山の野菜が届いたのにビックリ。
玉ネギ、じゃがいも(コイモ)、なす、ピーマン、オクラ、キュウリ、モロヘイヤ、とうがらし、ミニトマト、トウモロコシ、うり、空芯菜と12品も。
昨日も、集会がはじまる直前まで、市東さんは草取りに精を出されていました。みなさん。草取りの応援など現地に出かけましょう。
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