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2010年5月26日 (水)

公聴会粉砕! 反対同盟員の不当逮捕弾劾!

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 一昨日、成田国際文化会館で、第3誘導路認可のための手続き、公聴会が開かれた。昨年7月末に供用を開始した第2誘導路は、わずか9カ月足らずでもう使われない運命に。この第3誘導路も、ただただ市東孝雄さんを閉じ込め、叩き出すことを目的に、200億円もかけてつくられるというデタラメなものだ。公聴会に提出された誘導路使用と工事に関する「環境アセスメント」は、空港敷地外の取香部落と東峰十字路について行われているものの、市東さんが住む天神峰や島村さんたちが住む東峰地区は全く無視されている。10524_2 そこには人が住んでいないことになっているのだ。これだけでも、公聴会の不当性、デタラメさが示されており、粉砕の対象でしかない。

 この日の午後2時、雨の中、東峰の開拓道路に100名ほどのみなさんが集まり(最初の写真)、公聴会粉砕に向けた打ち合わせ(集会)が開かれた。挨拶に立たれた北原鉱治事務局長は、先ず市東さんの不当逮捕を弾劾された上で、「まだ決着はついていない」「『皆さん頑張ってください』という市東さんの叫びを受け止めよう」「彼を囲い込み、叩き出すための第3誘導路、公聴会を粉砕しよう。NAAは人殺しをはじめようとしているのだ」と提起された。10524_3 動労千葉、そして関西実行委員会を代表して私から決意が述べられた上で、直ちに会場近くの成田市の河原に移動。

 デモ態勢を整えて、反対同盟を先頭にデモに出発(左写真)。会場の国際文化会館に向けて怒りのシュプレヒコールを上げながら、会場方向に向かった。10524_5

 残念ながら会場前の道路が狭いため手前で右折しなければならなかったが、会場に向けて怒りを叩きつけた。(右写真左上側の白い建物が成田国際文化会館)

 その後、最近では珍しいほどの機動隊の並進規制によるデモ規制が行われた。挑発的なデモ規制に各所で抗議が行われた。腹にすえかねた萩原富夫さんが厳しい形相で機動隊員に抗議を行っていたところ、10524_6 突然5~6人の機動隊員が富夫さんを取り囲み、抱えるようにして反対車線の歩道に拉致した(左写真・中央に富夫さんが見える)。そして路上にねじ伏せ、「公務執行妨害」で不当にも逮捕した(右下写真)。富夫さんは口頭で不当な暴力的規制に抗議していただけだ。明らかな反対同盟破壊を狙った逮捕攻撃であり断じて許されない。10524_7

 この機動隊による暴力的な弾圧にしばらく現場で抗議したあと、デモの解散地点に向かった。そして簡単なアピールが、「集会が届けられていない。直ちに解散しろ」という機動隊の弾圧体制をはね返して、北原事務局長と萩原進事務局次長によって行われた。

 北原事務局長は、富夫さんへの不当逮捕を弾劾した上で、「関係者のいないところで何を話し合うのか」「こうなったらとことん闘うしかない」と怒りを露わにされた。10524_8 萩原事務局次長は、むしろ淡々と「脚本が出来過ぎている」と語られ、5・16の闘争宣言に触れ、市東さんの闘いを振り返り、「200の機動隊の弾圧態勢を向こうにまわし、独りで断固として闘い抜いて全国に訴えた」「(今回の弾圧は)のしを付けて返してやろう」と提起された。そして明日の市東さんの農地法裁判の法廷に市東さんを出させないという検察の弾圧を弾劾して、反対同盟として、「そのような裁判を拒否する」と明らかにされた上で、「全力で勾留理由開示公判に結集してほしい」「『自分は大丈夫だ。本気であることを示した。外の人が頑張ってほしい』との市東さんのメッセージを反対同盟は受け止めて闘い抜く」「5、6月に許し難い攻撃があり、山場を迎えた」と訴えられた。

 富夫さんは現在、千葉西署に勾留されています。抗議と即時釈放を求める手紙や電話、メールを下記の千葉県警本部に送るようにお願いします。

千葉県警本部 千葉市中央区長洲1-9-1  電話 043-201-0110(ファックスは不明)、メールは千葉県警ホームページの「メール受付」(下記)にアクセスして送ってください。 http://www.police.pref.chiba.jp/mail/questionary/ 

 

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