鈴木さん一坪共有地裁判 (4月15日)
昨日、4月15日、鈴木幸司さん、いとさん(左写真)所有の一坪共有地に関わる口頭弁論が開かれました。裁判長は、あの天神峰現闘本部裁判で2月25日、許すことのできない反動判決を行った仲戸川です。裁判長が席に着くや直ちに怒りの抗議が傍聴席から叩きつけられた。仲戸川は、卑劣漢らしく薄笑いを浮かべて下を向くのみでした。
千葉県(原告)側の書面に対する求釈明を骨子とした「準備書面16」などが同盟弁護団より提出され、浅野弁護士(左写真)などが要旨を述べられた。
この日、千葉県側代理人は、一坪共有地強奪の口実としてきたすでに破たん状態にある「千葉県三角構想」の中で「貨物物流基地のため」空港会社に譲渡するとする背景をぼかし、すり替えようと「誤解がある」「県独自の整備事業」と居直ろうとしたのです。直ちに傍聴席から「これまでやってきたことは何だったんだ!」などと怒りの弾劾と、「何が誤解か」と浅野弁護士からの追及が。仲戸川は、例の薄笑いの表情を浮かべながら、「弁論の声が聞こえませんので」と弱々しく傍聴席に言うのがやっと。しかし、「誤解がある」とする千葉県側の開き直りを支える発言をして、その反動的正体を曝したのです。
背景に日航の破綻と貨物機による輸送事業からの撤退があることは明らかです。ならば、強奪の裁判自体を「取り下げればいいのだ!」と怒りが、千葉県と仲戸川裁判長に叩きつけられました。
法廷後開かれた報告会では、葉山、浅野、遠藤、一瀬各弁護士から、「ねちねちと」「楽しみながら」と判りやすい、勝利感に満ちた今日の法廷の説明がされました。
被告当該である鈴木いとさんから、「頑張ります」と簡単な挨拶が行われた後、北原鉱治事務局長(左写真)から、先ず「3・28は寒かった。しかし、中は燃えている」とした上で、「5月16日現地で集会を持ちます」と訴えられ、「大事なことは政治を変えちゃうということ。三里塚から世の中を変えましょう」と語りかけられました。
最後に萩原進事務局次長の方から、5月16日現地集会をめぐる、5月20日から予想される団結街道廃道化の具体的攻撃との闘いと、5月連休明けから開始される「公聴会」など第3誘導路の認可手続きに対する闘いと現地の態勢を強化していくという方針を語られました。そして、この日が沖縄の普天間包囲闘争と重なったことに触れ、「三里塚闘争の中で沖縄闘争を展開する」、そして「沖縄に行った人たちは沖縄の闘いをやりながら三里塚の闘いを展開する」ことをとおして「文字通り三里塚と沖縄が一体となって闘われることが求められている」「ますますこれからそういう状況が生まれてくる」と提起されました。そして、その上で「廃道化にともなう行政訴訟などいろいろと闘っていきたい」「2つ、3つ裁判が増えるかも知れない」とされました。
5月16日、三里塚現地へ全力で決起しよう!
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