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2010年4月13日 (火)

5・16三里塚現地闘争へ! 市東さんの農地を守ろう!

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 成田市による団結街道廃止は、5月19日に告示期間を終え、直ちに空港会社NAAに譲渡され、道路の物理的閉鎖、そして市東さんの南台の農地(上写真)を3メートル以上のフェンスで囲いこむことが直ちに行われかねないという事態になっています。断じて許されません。反対同盟が呼び掛ける5月16日の緊急現地闘争に全力で駆けつけ、臨戦態勢に入る反対同盟の皆さんと共に、このような許すことのできない暴挙を実力で阻止する闘いに決起しよう!Photo

 すでに当ブログでもいく度か訴えておりますように、団結街道廃止は、市東さんの営農に非常な困難を強制します。年間50品目を超える作物を1町余りの農地に作ることは非常に細かい作業を毎日必要とします。

 市東さん、萩原さん、鈴木さんなど反対同盟の農家は、格差と貧困と闘う労働者をはじめ、一軒でも多くの家庭に「ここで採れた野菜で食生活をしてほしい」と、無農薬・有機栽培での営農を苦闘しながら続けておられます。アグリビジネスによる種苗の支配から少しでも脱そうと里いもやのらぼう菜のような自家栽培のものも増やしています。

 多くの作物が連作を嫌う中で、これは非常に難しいことです。典型的なものがごぼうで、同じ場所では確実に育たない上に、具体的にも、萩原さんのところで一昨年豊作だったごぼうが、場所を変えても昨年は不作でした。作ってみなければわからないのがゴボウだそうです。それでも、作っておられます。

 この苦労には、実は消費者にいろいろなものを届けたいということ以上に非常に大切なことがあります。化学肥料や、除草剤などを使うことは土壌の中の生態系を破壊し、その生命力を失わせます。こうしたものを必要とする単作による農業自体が、アメリカなどでの表土の流出に見られるように、土壌の生命力を失わせ破壊します。連作を嫌う、それも生長期間が違う作物をいろいろ組み合わせながら50品目も狭い畑で育て、一年間畑に緑が絶えないことを通して、畑の土の中に分け入る作物の根の働き、そして畑の土の中の小動物や微生物、細菌などによる生態系の環境と循環が守られ、保水力豊かな土が守られ、育つのです。Photo_2 ですから、「強い農業」と言われ「担い手農家」と言われる利潤を前提とした換金農業として求められている大規模農業は、本質的に、この農業にとって最も重要な土壌を破壊して初めて成り立つものです。そもそも、日本の農業が、日本の風土があるとはいえ、2千年も続けられてきたのは、家族農業を軸とした、土を育てる「農」であり「百姓」だったからなのです。そういった意味で、戦後の自民党農政が1950年代末からすでに農地法の改悪と集約農業を進めようと企み現在に至っていること自体が、農業破壊、農民階層への敵対であったのです。ただただ自らの勢力の票田として、「ばらまき農政」でその本質を隠蔽してきたものが、新自由主義に舵を切ることでむき出しになり、自民党の崩壊という現実を生む一端となったにすぎないのです。

 市東さんは「土を育てるのに10年かかる」「土が私たちの命です」と言っておられますが、簡単に書きましたが、実はこの事からなのです。それは本質的に、300万農家が現実の農業破壊、農民殺しの攻撃を打ち破る唯一の水路であり、いかに困難ないばらの道であろうとも唯一の指針なのです。ですから、市東さんの農地を守る三里塚反対同盟の闘いを、萩原さんは「日本農民の名において闘う」と言われるのです。

 詳しくは書きませんが、世界の農業破壊と森林の破壊が、土地の資本主義的強奪(スターリン主義による破壊と収奪をも含め)が、地球の土壌を破壊し、保水力を奪い、雨量が少なくなってきているのに世界的に大洪水が増えているという現実を生んでいます。

 農業、農というものが、土を育てることを基盤に形成されるものである限り、そこには「生産性の論理」は少なくとも現在の段階では有効ではありません。いや、土壌を育てる上で、化学的肥料による破壊に見られるように自然の恵みともいうべき細菌をも含む様々な生き物の全体の力によりはぐくまれるものであるということなのです。Photo_3

 空港という「国策」を理由にしろ、こうした農業の本質を極限的に制限し、破壊するものとして団結街道の廃止と、市東さんの農地のフェンスによる囲い込みはあるのだということです。「農地死守」とは、言われた当初がどうであったかではなく、三里塚闘争44年の苦闘が切り開いたものとして、こうした農、農業の本質に根ざしたものであるのです。成田市、NAA、国家権力による暴力的な団結街道の廃止と市東さんの農地囲い込みは、こうしたことへの真っ向からの挑戦であり敵対である以上、私たちは、三里塚反対同盟と共に、市東さんと共に、実力で、死力を尽くし闘い抜き、市東さんの農地を守り抜かねばなりません。正に「農地強奪を阻む」ことが求められているのです。

 5・16三里塚現地へ全力で決起しよう!

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コメント

写真、いいですね。農民の農業の姿、いいですね。ここから、闘いが亦生まれると思うと、尊敬です。

投稿: 写真いい | 2010年4月13日 (火) 08時32分

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