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2010年3月 2日 (火)

「仮執行宣言」を粉砕!

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尼崎・伊丹実行委員会の「抵抗の旗」245号が送られてきました。その一部をご紹介します。

反動判決に屈せず粘り強く闘い抜こう

 2月25日、千葉地裁でNAA(成田空港会社)が現闘本部の撤去と明渡しを求めた裁判の判決公判があり、仲戸川裁判長はNAAの「建物の地上権が成立したとの事実は認められない」との主張を全面的に認め、撤去と明渡しを命じました。10225_2 私たちはこの、事実に基づかない超反動判決を絶対に許さない!登記され地代も滞ることなく払い続けている木造建物が厳然と存在しているという事実をを全く検証することなく、かつ「地代はもらっていない」というウソの証言に対し、反論する機会さえ奪っておいて何が「事実は認められない」か、ふざけるな! 怒り心頭とはまさにこのことです。「仲戸川を末代まで、地の果てまで弾劾する」判決後の萩原事務局次長(右写真)の言葉が結集した皆さんの共通の気持ちではなかったでしょうか。

 しかしNAAが最も強く求めていた「仮執行宣言」は判決に付帯されませんでした。(控訴審、上告審の結果を待たずに撤去できるとんでもない制度)考えれば、そもそもこのような「仮・・・」制度は、本来最終審が確定するまで待てば生活が困難になるとか命にかかわるといった弱い立場の当事者の救済のために適用されるべきで、今回のように権力をもった側の当事者が乱用すれば、まさに三審制の否定につながるものではありませんか。その意味でははじめから却下されてしかるべきであるところ、仲戸川は卑劣にも判決当日まで「温存」していたのです。全く許せません。

 しかし、いずれにせよ反対同盟はこの一番重要なポイントで決定的に勝利しました。無論これは仲戸川の「仏ごころ」の結果などでは絶対なく、逆にこの裁判過程だけでなく、鈴木さんの一坪裁判などでも仲戸川を徹底的に追い詰め、弾劾し続けた反対同盟や支援の皆さんの闘いに臆した仲戸川の逃亡宣言にも等しい結果であると思います。どこまでも卑劣きわまる人物です。

 いずれにせよこの判決により裁判そして現地攻防は新たな局面に入りました。まだまだ闘いは続きます。これからも粘り強く闘い抜きましょう。10225_4

 (中略)

実力闘争としての裁判闘争

  その後、元の中央公園に戻り、反対同盟による記者会見と総括集会がもたれました。北原事務局長(左写真)は「反対同盟はこれからもみなさんに支えられて正義を貫きます。そして世の中を変えよう」と結びました。そして弁護団の皆さんから異口同音に「反動判決弾劾」と「仮執行宣言を粉砕した」という内容の発言が続きました。

 最後に萩原事務局次長が「三里塚の裁判はあくまでも現地闘争との関係の中で進んでいく」と裁判闘争が実力闘争の一環であることを改めて強調しました。そして団結街道廃道、第3誘導路建設、市東さんの農地強奪との闘いを通して、10225_5 仮執行宣言を粉砕した力で現闘本部撤去を粉砕する闘いを現地闘争として闘い抜くことを明らかにし、最後に3・28へ多くの結集を訴えました。

 3・14関西集会から、3・28総決起へ!

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