2・25天神峰現闘裁判 千葉地裁包囲闘争へ!
みなさん。2月25日、午前9時、千葉市中央公園に集まり、千葉地裁包囲闘争に決起しよう!
昨夜の「反対同盟」ブログ、「農家だより」によれば、昨日、ユンボ、ブルドーザーなどが天神峰現闘本部横に入り、本部破壊の作業のための整地作業をしていたそうです(右下写真、写真右端が本部・同盟ブログから転載。左写真は、昨年の10・11全国闘争で本部前を行く関実のデモ)。
天神峰現闘本部裁判における仲戸川裁判長の訴訟指揮は、法理を無視し、到底裁判という名に値しないむちゃくちゃなものです。そもそも、忌避をされた裁判官が自分でその忌避を却下するという(これが3回も!)ようなことがまかり通っているのが千葉地方裁判所です。正に「三里塚は無法地帯」という言葉どおりです。その却下に対し、特別抗告を行って受理されているにも関わらず、開廷しビデオリンクによる偽証を手助けする法廷を強行し、おまけにすでに認めていた被告・反対同盟の証言申請をすべて却下して、反対同盟の防御権まで奪うというに至っては、裁判ではありません。(通常、特別抗告が受理されれば、その時点で裁判は停止されるのです)。
そもそも、この裁判の最大の争点は、正式に登記された天神峰現闘本部(木造建築)が存在するかどうかでした。本部の破壊を狙う空港会社NAAは、木造建築は存在せず、鉄筋3階建ての本部は違法建築だとして提訴したのです。 他方、反対同盟は、木造建築は存在し、鉄筋はそれを増築したものであり、登記は今も有効であり、撤去は財産権の侵害であり、許されないとして全面的に争っていたのです。左の写真(「週刊三里塚」より転載)を見れば、この事は一目瞭然で、現場検証すればわかることです。一昨年、裁判途中で、原告NAA側も現場検証を要請したのです。にもかかわらず、仲戸川裁判長は、昨年9月の口頭弁論でこの現場検証を拒否しました。成田治安法で閉鎖された現場の状態を知る国家権力の意思を代弁したものであることは余りにも明らかです。
さらにこの本部が、元反対同盟副委員長の石橋政次さんとの正式な契約のもとに地代を払い続けてきたものである事実を否定して撤去の根拠にしようとした原告NAA側は、石橋さんの息子の嫁の恵美子さんに偽証を強制し、「地代は払われていない」「反対同盟が恐ろしかった」と言わそうとしたのです。仲戸川裁判長はこの偽証を支えるために凶悪犯罪の刑事事件で被害者証人の証言を支えるために導入された「ビデオリンク方式」の証言を強行したのです。これが最初に明らかにしている、忌避、特別抗告の経過です。仲戸川裁判長は、反対同盟が裁判所4階の民事5部に抗議していることをいいことに、「被告は弁護権を放棄した」と強弁し、法廷を開廷するだけでなく、偽証を行わせた上で、被告・反対同盟による反対尋問の権利をはく奪したのです。こんな裁判が許されるでしょうか。
さらに仲戸川裁判長は、昨年11月12日、反対同盟の抗議を無視して一切の審理を打ち切り、最終弁論を強行した上で、原告NAAから出されてきた訴状の訂正を審理を行うことを拒否したまま受け入れたのです。その訂正は、彼ら自体が存在しないとしたはずの木造建築の床面積を加え、さらに閉鎖された本部の外にある井戸や水道、便所を加えるもので、ささいな訂正などではなく立証されなければならない、審理が行われなければならないものなのです。この暴挙は、被告・反対同盟の弁護権を重ねてはく奪するものであり、到底許されません。
こんなでたらめが許されるはずもありません。北原事務局長が喝破する通り「判決が書けるはずがない」のです。にもかかわらず、25日に判決を強行するということは、正に国家権力の意思を体現し、国策裁判として「初めに結論ありき」の判決を強行しようとしているにほかなりません。それは、市東さんの農地(右写真、中央の建物が本部)を奪うために、いかなる不正義を行おうとも、暴力的に突破するという国家意思の表明以外ではありません。私たちは、三里塚闘争44年の、農地死守、実力闘争の真価をかけて、2月25日の千葉地裁包囲闘争を、本部破壊の攻撃を粉砕する闘いを、反対同盟とともにやり抜こうではありませんか。
すべては、追い詰められたが故の国家権力による暴挙であり、三里塚闘争44年の歴史が示すように、勝利の展望は私たちの側にあるのです。
2月25日、千葉市中央公園に総決起しよう!
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