2・25総力結集を! 2・16市東さんの農地裁判傍聴記
「2月25日には総力結集で裁判所を包囲しよう」
見出しの言葉は、2月16日市東さんの農地取り上げ裁判(行政訴訟と農地法裁判)終了後の報告会で語られた萩原事務局次長の言葉です。反対同盟のすさまじい怒りがこめられています。裁判所と千葉県とNAAが一体となった不法、不当、市東さんの農地強奪を絶対許してはなりません。2・25は全国闘争として決起しましょう。
以下に、16日の裁判の傍聴記を記します。
裁判長が早期結審を策す
この日の裁判においても反対同盟と弁護団は、千葉県、NAAの違法性を徹底的に暴露し、裁判長の反動的な訴訟指揮を糾弾し、傍聴席からもガンガンと怒声を発しました。
まず「不在地主」が農地を取得できないと規定している農地法にNAAが違反しているとの求釈明に対し、NAA側はまともに答えず、違う裁判の判例を引用して「一時的には不在であったが、いずれ空港用地になるから許される」などと無茶苦茶な言い訳をしてきました。15年間も不在地主を続けていることが「一時的」なのか、傍聴席から「ナンセンス、恥を知れ」の怒号が起こりました。
さらに被告側の準備書面3、4、5、6に対し弁護団が求釈明を申し立てたところで、裁判長は突如「裁判がこう着状態ですので今後に向けて進行協議をしたいのですが」と言いだし、裁判の早期決着を画策しようとしました。弁護団は「密室での審議ではなく公開の法廷でやれ」と一斉に反発。「いえ、次の公判日程も入れますから」と弱々しく裁判長が答え、結局4月20日に「進行協議」をすることになりました。裁判終了後の報告会で一瀬弁護士は「進行協議は裁判所からの反動攻撃だ、我々は知恵を出し合って粉砕する」と語っていました。
この日の裁判も71名の傍聴席がギッシリ埋まり、決戦場と化して終始おしまくっていました。次回の後半は、5月25日午前10時半と11時10分開始です。
報告会で「2・25に大型バス1台で決起」と表明
裁判終了後、「記者会見と報告会」が千葉市交流センターの15階で開かれました。冒頭に市東孝雄さんから「第3誘導路攻撃をはね返し、堂々と闘う。2・25に総決起してほしい」との呼びかけがあり(最初の写真)、賛同の拍手が起こりました。
報告会の中で北原事務局長は「仲戸川裁判長は逃げの一手だ。こんないい加減な裁判を許すわけにはいかない。この間、成田市への抗議、芝山町への抗議を続けている。2・25にはぜひ参加してほしい」との提起がありました(2枚目、右写真)。
傍聴にかけつけた支援の仲間からの発言に続き、関西実行委員会からの決意として「2・25には関西から大型バス1台で決起する。3・14には三里塚関西集会を北原事務局長を招いて行う」ことをアピールしました。2・25への具体的なアピールに会場から大きな拍手が起こりました。
(報告 事務局次長 安藤眞一)
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