新たな「団結街道」閉鎖攻撃 断じて許せない!
すでに昨日、反対同盟ブログ、農家だよりブログに掲載されましたが、昨日午前、空港会社と成田市が市東さんを訪れ、「第3誘導路」建設のために市東さん宅の北側から成田ゴルフクラブまでの間の市道十余三天神峰線(団結街道)を閉鎖、廃道にし、市東さん宅前を南に出て右折したすぐのところ(県道)を地下道にするという「十余三天神峰線の廃道と迂回ルート」なる図面(上の写真)をもってきて、3月の成田市議会に提出する予定だとしました。当然にも市東さんは断じて認められないと怒りを込め突っぱねられました(図に、分かりやすくするため天神峰現闘本部やそれぞれの位置の説明などを書き加えております)。
すでに年末、第3誘導路建設に向けたボーリング調査が強行されましたが、それに続く新たな攻撃であり断じて許されません。繰り返しこれまでも指摘してきたとおり第3誘導路は、第1に東峰の森を破壊して作られた新誘導路(昨年7月30日供用開始)が最初から役に立たないという自らの巨額を投じた失策を塗り隠すための極めて乱暴なものです。第2に、上の図でも明らかなように「へ」の字誘導路の存在を残したままのものであり、何ら問題の解決策にはならないものです。しかし、それでも強引に強行しようと今回の新たな攻撃が加えられたのは、第3に、この第3誘導路計画の本質は、市東さんの自宅や作業場を囲い込み、爆音と排気ガスで生活を破壊し叩きだそうとすることにあるということです。この点では、昨年11月12日、仲戸川裁判長によって法理も投げ捨てて結審が強行された天神峰現闘本部破壊に向けたこの2月25日の判決攻撃と一体の三里塚闘争破壊、反対同盟破壊の攻撃であるということです(右写真は、先日の2・1耕作権裁判での市東孝雄さん)。
現在、市東さんは自宅前からほとんど車の通らない一直線の市道(通称「団結街道」)を通って南台の畑に行っておられます。また、その先の成田ゴルフクラブの南側を左折して堀内の畑に行かれます。いずれも数分で行けます。所が、この廃道が強行されれば、車の通行量が多くなってきた県道などを通って、それぞれに数倍、十数倍の時間をかけて行かなければならなくなり、トラクターなどで行くにはさらに危険なことになります。これは市東さんの営農を破壊することです。
萩原進反対同盟事務局次長は、天神峰現闘本部裁判を巡る2・25千葉地裁包囲闘争を起点とした2~5月の闘いが、今後の三里塚闘争の帰趨を決する、破綻した航空政策、成田空港建設を最後的に破産に追い込む新たな決戦過程の緒戦としてあると提起され、その一切が2・25千葉地裁包囲闘争の爆発的なあり方によって今後が規定されるとして、2・25千葉中央公園(午前9時開始)での集会とデモ、千葉地裁包囲闘争に総決起することを全国に向けて訴えておられます(左写真は、2・1耕作権裁判での萩原さん)。
「団結街道」廃道などという新たな攻撃は断じて許されません。この攻撃を2月25日の天神峰現闘本部裁判闘争、千葉地裁包囲闘争の爆発で、現闘本部破壊の攻撃ともども粉砕しようではありませんか。関西実行委員会、そして全てのみなさんの全力での決起、取り組みを訴えます。
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