発言しておられるのが糸数議員、その2人右が安次富浩さん(1・29院内集会で)。
安次富 浩さん(ヘリ基地反対協代表委員)
今、紹介していただきましたヘリ基地反対協の安次富と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
今日、こちらに辺野古の住民の方々もみえておりますので後から話しがあると思いますが、先ず、山内さんから話がありましたように名護市長選、ようやく勝ちました。市民投票と同じような形で、今回の市長選挙は勝ち取ったと思います。
私たちは、4年前も、あの海上闘争をやって、今度こそ市長選挙は勝てるんじゃないかと思ったわけですが、まあ、いろいろ内部的な問題が出て、分裂選挙になっちゃって、結果的に相手に利を与えてしまった。その市長が「V字型」をうけいれたわけですね。だから、今回の市長選挙は絶対に勝たんといかんということで、いろんな経緯がありますが統一候補になって、今の稲嶺すすむさんが統一候補としてみんなの力で勝ち取ったわけです。
稲嶺さんも当初はですね、基地問題について非常に躊躇していましたが、名前の通り統一候補としていろいろ話し合った過程で、進化していきましたね。完全に彼は二見以北、・・・の出身ですから、大浦湾の海を見て、あるいは中で育ってきたわけですから、彼は「絶対に作らせない」と市長就任の答弁の中でこう話しをしていますし、あの平野官房長官の名護市民を侮辱する発言に対して「あなたは何処に顔を向けているのか。先ず、名護市民、沖縄県民に顔を向けるべきじゃないか」いうことをかなり痛烈な皮肉を込めて非難をしています。
ここが私たちにとってですね、ほんとに連立政権の民主党政権側の脆弱性が、この間、明々白々になってきているんですよね。私は、名護市長選挙に勝って、これ以上の民意は何処にあるのか。衆議院選挙の民意を突き出したわけです。そして名護市長選挙の民意を突き出したわけです。しかも、鳩山首相が、市長選前に、11月ごろでしたが、10月ごろでしたか、「名護市長選挙も判断材料の一つだ」と言ったわけですよ。本人がそう言ってるのに、女房役の官房長官が、むしろ首相を支えなければいけないのに「斟酌する必要はない」「法もありうるんだ」と恫喝したわけじゃないですか。こんな沖縄県民を侮辱する発言はないと思います。
しかし私たちは、それでもなお、絶対に辺野古には基地を作らせない、あるいは県内移設は絶対に認めない、この闘いは続けて行かなきゃならない。私はほんとにあの辺野古の現場のテントを何時たためられるのかと思っています。家族から「いつごろになるの?」と言われていますが、「今年中には絶対にたたむつもりはない」ということで家族に言ってます。
昨日も1500名の大阪集会がありました(左写真 「たたかうアルミさん」ブログより転載)。そこでも話をしてきました。今日と明日、出ると4日間、ほんとにあっちからも来てくれ、こっちからも来てくれと、最初は宣伝に回ってくれとまで。私は、テント村にも座らんといかんし、全国に私たちの怒りを伝えて全国闘争を作らないとこの闘いは勝利できないんじゃないかと、そういう想いで全国にも回っていますが、だんだんだんだん本当にこの闘いが広がっています。
11月か、12月か、マスコミがいろいろ、新聞もテレビも報道してくれました。11・8の県民大会に向けて、実はヨーロッパのメディアも辺野古現場を取材に来ています。なんかアルジャジーラも来ましたよ。つぃ最近はイランの通信社も来ています。「私たちイランは平和主義者です。アメリカと違います」と言ってましたけど。そういう風に、国際的に私たちの闘いが大きく広がってきてるわけです。
これで日本がほんとに民主的に主権国家としてアメリカと対等にこの問題を解決しなければ国際的に笑われてしまいます。そういう状況が、少しずつ、少しずつ作られてきているわけです。
だから、全国的な報道がされたので、「沖縄観光だ」と言って「わ番号」の方々が辺野古が目的じゃないんだけれど、「わ番号」の方々が、現地、私たちのところに来て、私やその他の人の話を聞いて「ああ、こういうきれいな海。そうだったのか。自分の周りにビラをまきますからもらっていいですか」と言う人まで増えてきています。ほんとにこの闘いをやってよかったなと思います。これが、私たちの願うところは、沖縄問題です。ほんとは沖縄問題じゃなくって全国の問題なんですよ。そういうことに少しずつなりつつあります。
今年、安保改訂50年ですよね。で、どうも鳩山さんは、連立政権の民主党サイドはアメリカからかなり恫喝されてる要素がありますね。だから岡田外相は、就任当初、北側防衛大臣をけん制したんですね。「これは自分の管轄だから余計なことを言うな」と。そう言った岡田外相が、キャンベル、レッズさんたちが日本に来て会談してから、だんだんだんだん。オバマはチャンジ「変革」と言ったけれど、岡田さんの場合には、嘉手納統合案、現行案と言い始めたからね、ああいうのを「チェンジ」じゃなくて「豹変」ですよね。「君子豹変す」ケースですよね。そういう風に彼は変わってきている。
だから、私たちは絶対に、あの12月の「ワールド・・・グループ」の作業の委員会のこの動きに対して止めんといかんということを、山内さんや照屋さんとも相談しながらやっていきました。その結果、社民党の大きな大きな闘いの結果、3党・政府で、5月までに移転先については消去をしていくというあの大きな一つの流れを変えたわけですね。
照屋さんに至っては「私を殺してからやれ」と平野官房長官に言ったようですが、受けた平野官房長官が2、3日前の発言というのがですね、「・・・・怒りが上向かなかったのかな・・(意味不明)」と。私はその日大阪にいましたけれど、寛徳さんじゃないけど、私が傍にいたら、蹴っ飛ばしてるか鉄拳を出してたと思います。それぐらい沖縄県民として、みんなカッとしたとおもうんです。
「法もありうる」と言うのだったら僕もすぐ思ったのは「米軍特別措置法」です。「米軍特別措置法」は沖縄県民の基地を提供したくないという反戦地主たちの土地を奪っていったわけですよ。それが米軍特別措置法なんです。沖縄県民を踏みにじったあの法律を私は想定しましたよ。また同じようなことをやるのかと。
そうであればね、私はあえて皆さんの前で言いたいんだけれど、じゃあ、日米安保条約、50年なった今、鳩山新政権は今、どうも継続するような動きがあります。私は国民投票にかけるべきだと思います。日米安保条約をほんとに国民一人一人に訴えて必要なのかどうか、もし必要だという人たちが多い県があれば、沖縄の基地をその県に持っていってください。たとえば、北海道で必要だと言う人が多いのであれば、どうぞ沖縄の基地を北海道に持って行ってくれ。そういうもんですよ。ほんとに日米安保条約と言うものが国民的議論で、論議をして考えないといけない。国会だけでの論議ではだめだと思います。
じゃあ、それをどうするか。平和条約に変えることによって沖縄の基地もなくなっていくわけですよ。そうじゃないですか。沖縄に基地を集中させておいて日米安保を継続させる。あるいは、鳩山さん、最近なんか「抑止力」という言葉を使い始めましたね。「抑止力」というんだったら北海道に持っていけばいいんだ。自分のところに。 (以下明日に続く)
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